TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/2時] 日経平均入れ替えの影響も。アドバンテストが年初来安値。IT関連の一角は小幅高
速報・市況2022年9月28日

☆[概況/2時] 日経平均入れ替えの影響も。アドバンテストが年初来安値。IT関連の一角は小幅高

2時2分時点の日経平均は556円安の2万6,014円、TOPIXは28ポイント安の1,844ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は280、下落銘柄数は1,504。出来高は9億7,565万株、売買代金は2兆2,488億円。
本日の相場の下落は日経平均の銘柄入れ替えに関する影響もある。
日経平均の定期銘柄入れ替えは、(1)9月28日終値で、日本電産が採用され、静岡銀行が除外される、(2)9月30日終値でSMCとHOYAが採用され、ユニチカと沖電気が除外、(3)10月3日終値でしずおかFGが採用、マルハニチロが除外。
採用される銘柄が値がさ株なので、除外される銘柄の代金だけでは購入資金が賄えないことから他の銘柄に対して、資金捻出の売りが出てくると予想されていて、第1段階で約1,600億円、第2段階で約3,300億円、第3段階で約160億円、合計で約5,000億円と推定されている。

ただ、9月28日の終値ベースで日経平均の配当落ち(224円)に伴い、日経平均連動型ファンドでは再投資を行うため、先物を中心に約1,500億円の需要が予想されるので、第1段階での指数の影響は限定的となる可能性があると大和証券では解説している。

後場の日経平均は2万6,000円前後の値動き。
日本電産(6594)は日経平均に採用されるが、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を「Equal-weight」→「Underweight」に下げたため、小幅安となっている。
レーザーテックは本日の安値圏で推移し、PR TIMESが下げ幅を広げた。
アドバンテストが後場、年初来安値を更新。
一方、野村総研や伊藤忠テクノ、BIPROGY(旧社名、日本ユニシス)などIT関連の一角は小幅高となっている。

業種別下落率上位は海運、不動産、小売、保険、鉄鋼で、上昇は紙パルプと医薬品。(W)

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