TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/2時] 若干円高だが、株は堅調
速報・市況2025年6月17日

☆[概況/2時] 若干円高だが、株は堅調

2時5分時点の日経平均は221円高の3万8,532円、TOPIXは9ポイント高の2,786ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は957、下落銘柄数は600。出来高は10億7,413万株、売買代金は2兆8,343億円。
日銀による国債買い入れ減額ペースの緩和は事前観測報道通りだったが、債券相場は噂で買って事実で売るという動きから、長期金利がやや上昇した。それを受けて若干円高となったが、日経平均は逆にやや上げ幅を広げた。
大和証券では日銀は引き続き、異次元緩和からの脱却を進め、将来の利下げ余地確保のために利上げをしたいというのが基本的なスタンスであり、利上げのチャンスを窺っていくというスタンスは大きく変わることはないと予想している。結局は為替や原油といったコストプッシュ型のインフレ圧力次第だという。
ソフトバンクグループは米携帯電話事業会社TモバイルUS株のブロック取引による売却で約48億ドル(約7,000億円)を調達したと報じられたことで高い。
住友化学(4005)が上げ幅を拡大。農薬関連として注目された。
三菱商事は米エネルギー投資・開発会社買収に伴う財務負担が警戒され安い。

業種別上昇率上位はその他製品、非鉄、ガラス土石、電力ガス、水産農林で、下落率上位は鉄鋼、海運、医薬品、小売、食品。(W)

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