1月15日の米国NYダウは3日続落。12月の小売売上高が前月比0.7％減(市場予想0.1％減)となり、ミシガン大学による1月の消費者信頼感指数も79.2と市場予想の80.0を下回った。
バイデン次期大統領が1兆9千億ドル規模の追加経済対策案を発表したが、将来の増税への懸念が広がった。
決算発表を行った金融株は揃って売られた。JPモルガン・チェースの第4四半期決算はアナリスト予想を上回ったが、利益確定の売りに押され、ウェルズ・ファーゴは2021年の純金利収入が4％減になるとの見通しで、シティグループは減益決算となり下落した。
その他、ボーイングやエクソンモービルが売られた。

ナスダックは続落。電気自動車テスラと燃料電池のプラグパワー、半導体関連のエヌビディアが続落となった。フェイスブックは反発。

NYダウ工業平均は前日比177.26ドル安(0.57％安)の30,814.26ドル。ナスダック総合指数は前日比114.13ポイント安(0.87％安)の12,998.50。S＆P500指数は前日比27.29ポイント安(0.72％安)の3,768.25。　　　

NYダウ採用銘柄はダウ、シェブロン、インテルなどが売られ、ホームデポやアムジェン、メルクなどは買われた。指数を構成する30銘柄中、下落は22銘柄、上昇は8銘柄。