ロシア軍が戦線を拡大しているという見方からウクライナ戦争の長期化懸念が強まり、3月18日の米国株式市場でNYダウは前半反落していたが、長期金利低下を受けて、ハイテク株が買われた影響で、後半は上昇に転じた。
ナスダックの場合は取引開始時に反落したもののすぐに切り返し、ジリ高が続いた。
セントルイス地区連銀のブラード総裁は16日のFOMCで0.25%の利上げではなく、0.5%の利上げを主張したが、18日に声明を発表し、今年残りの6回のFOMCのうち5回で0.5%の利上げを実施すべきという見解を示した。
FRBのウォラー理事は、データからは0.5%の利上げだが、ウクライナ情勢を考慮し、0.25%の利上げを支持した。だが、今後数カ月は0.5%の利上げを複数回実施し、より早期に物価高にインパクトを与えるべきという考えを示した。
リッチモンド連銀のバーキン総裁は、インフレ期待が有意に動くようであれば、0.5%の利上げを行う余地があるが、金利は経済を抑圧するような水準とは程遠いと述べた。
これらのFRB高官が金融引き締めに前向きな姿勢を示したため、短期金利は上昇したが、ウクライナ情勢に対する不安で、安全資産とされる米10年国債に買いが入ったため、長期金利は低下した。
NY証券取引所では、暗号資産関連のブロックやコマース・プラットフォームのショッピファイ、クラウドベースのデータプラットフォームのスノーフレークが買われた。
通信のベライゾンは売られた。
ナスダックではエヌビディアやメタプラットフォームズ、ペイパルが買われた。
NYダウ工業平均は前日比274ドル(0.80%)高の34,754ドル。ナスダック総合指数は前日比279ポイント(2.05%)高の13,893。S&P500指数は前日比51ポイント(1.17%)高の4,463。
NYダウ採用銘柄はセールスフォース、ナイキ、ビザなどが買われ、ベライゾンやジョンソン&ジョンソン、ダウケミカルなどが売られた。上昇は20銘柄、下落は10銘柄。
