5月21日の米国株式市場でNYダウは続伸。
IHSマークイットが発表した5月の購買担当者景気指数(PMI)は、68.1と4月の63.5から上昇し、サービス業が牽引した。
金融株やキャタピラーやダウケミカル、アメリカン・エキスプレスといった景気敏感株が買われ、NYダウは一時331ドル高まで上昇した。
ボーイングは19日に出荷を再開した旅客機「737MAX」の月間生産機数を2022年3月に31機に引き上げるが、22年秋には最大42機に引き上げる予備計画を策定したことが関心を集めた。
だが、中国の金融安定発展委員会が規制を強化する必要がある資産としてビットコインを挙げたため、ビットコインが売られ、米国株式市場ではハイテク株が下落したため、NYダウも上げ幅を縮めた。
ナスダックは反落。アマゾンやアップル、アプライドマテリアルズなどが安い。
一方、半導体のエヌビディアは1対4の株式分割を発表したことで買われた。
NYダウ工業平均は前日比123.69ドル高(0.36%高)の34,207.84ドル。ナスダック総合指数は前日比64.75ポイント安(0.48%安)の13,470.99。S&P500指数は前日比3.26ポイント安(0.08%安)の4,155.86。
NYダウ採用銘柄はボーイングやゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースなどが買われ、アップルやシスコシステムズ、メルクなどが売られた。指数を構成する30銘柄中、上昇は17銘柄、下落は12銘柄。