6月24日の米国株式市場でNYダウは反発し、S＆P500とナスダックは最高値を更新した。
バイデン大統領が超党派の上院議員らと会合を開き、8年間で1兆2千億ドル規模のインフラ投資計画で合意したと発表した。道路や橋梁などを刷新し、経済活性化を目指す。
これを受けて、建機のキャタピラーが買われた。

取引終了後にFRBが大手行に対するストレステスト(健全性審査)の結果を公表する。
銀行が十分な資本を保有していれば、新型コロナウイルスによる経済悪化に備えて導入された自社株買いと配当金支払いの制限が解除されるという見通しから、シティグループやウェルズ・ファーゴが物色された。

ナスダックは4日続伸。テスラやAMDが買われ、広告データ企業のトレード・デスクが高い。

NYダウ工業平均は前日比322ドル(0.95％)高の34,196ドル。ナスダック総合指数は前日比97ポイント(0.69％)高の14,369。S＆P500指数は前日比24ポイント(0.58％)高の4,266。　　　

NYダウ採用銘柄はボーイング、キャタピラー、ゴールドマン・サックスなどが買われ、アップルやダウケミカル、シスコシステムズなどが売られた。指数を構成する30銘柄中、上昇は28銘柄、下落は2銘柄。