8月18日(火)のマーケット
前日の米国市場でNYダウは反落。NY連銀の8月製造業業況指数は3.7と、7月の17.2から大幅に悪化し予想の15も大きく下回ったことや、商務省が中国のファーウェイに対する事実上の禁輸措置を強化すると発表したことも警戒された。ナスダック指数は反発し最高値を更新。テスラやズームが上昇。画像処理半導体のエヌビディアは19日の決算発表に先立ちアナリストから目標株価の引き上げが続いたことから買われました。本日の東京市場は、105円台での推移となっている為替動向を嫌気し軟調展開。見送り商状の中、薄商いでの展開となりました。大引けの日経平均は45円安の2万3051円。売買代金は1兆7717億円と薄商い。
新興市場は堅調展開。ジャスダック平均は小反発。イメージ情報開発は値幅制限の拡大を受けて目先筋の物色で急騰。ミナトHDはテレビ会議システムのプリンストン社を子会社化することでストップ高。ケイブ、プロルートは下落。マザーズは活況で商いも増加。マザーズ指数は2年ぶりに高値更新です。特に直近IPO銘柄の物色が続き、T&Sやモダリス、KIYOラーニング、GMOフィナンシャルゲートが急騰。PSSやアンジェス、メルカリ、メドピアも上昇。一方、BASE、ロコガイドは下落。
チャート上では狭いレンジでの動き。5日移動平均線(2万3106円)を割り込みましたが、2万3000円の節目とボリンジャーバンドの+1σ(2万3004円)はかろうじてキープです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1Q決算・裏表 「大幅減益」と「通期見通し」を点検】
日本証券新聞8月19日(水)紙面1面TOP記事掲載
“市場予想”上回った銘柄に妙味 鉄鋼セクターなど注目
18日の東京株式マーケットは米中摩擦問題や1ドル=105円台に進んだドル・円相場を気にする格好でこう着状態に陥り、日経平均は続落。前場で一時、147円安(下落率0.64%)の2万2,948円と、ザラバでは12日以来の2万3,000円台割れとなった。8月14日に一時、2万3,338円まで駆け上がったあとの下落歩調は、これまでのところスピード調整の範囲内にある。
しかし、前週いっぱいで発表がほぼ終わった上場企業の1Q(4~6月)決算はウイルス禍の直撃で収益が大幅に悪化しただけに、相場動向によっては株価下振れの不安が高まりかねない状況だ。そこで「惨状」ムードを広げた1Q決算を洗い直してみると、マーケットの予想を上回る実績を収めたセクターや銘柄が少なくないことに気付く。
東証1部上場企業が前週末までに開示した1Q決算は、みずほ証券の集計によると売上高が前年同期比17.0%減、営業利益は同38.2%減、純利益は同55.6%減。新型コロナウイルス感染によるダメージで、凄まじい落ち込みとなった。
・・・続きは紙面・Digital版で!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8月18日(火)☆[概況/大引け]
後場は下げ渋りを見せ、TOPIXは小幅高に持ち直した。任天堂が高く、小売も上昇。マザーズでは直近IPO銘柄が急騰

大引けの日経平均は23,051.08円の45.67円安、TOPIXは1,610.85ポイントの1.03ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は959、値下がり銘柄数は1,124。出来高は9億7,425万株、売買代金は1兆7,717億円。
円高で前場は弱含んだが、後場は下げ渋りを見せ、TOPIXは小幅高に持ち直した。
詳しくはコチラ

