1月22日（月）のマーケット                                                                   

1月19日の米国株式市場は続伸。NYダウは1月2日に付けた最高値(3万7,715ドル)を上回り、S＆P500は2022年1月3日に付けた最高値(4,796)を2年ぶりに更新した。ナスダックの過去最高値は2021年11月19日の1万6,057で、まだ及ばず。メタ・プラットフォームズがAIを活用した製品の開発を加速させる方針で、年末までにエヌビディアからGPU(画像処理半導体)「H100」を約35万枚を調達し、他のサプライヤーからの調達分も含めると、年末までに約60万枚のGPUを確保することになると報じられた。これを受けて、エヌビディアとAMDが買われた。スーパー・マイクロ・コンピューターはデータセンター向けAIサーバーが好調で、上期予想を上方修正したため急騰した。NYダウは前日比395ドル(1.05％)高の37,863ドル。NASDAQ総合指数は前日比255ポイント(1.70％)高の15,310。S＆P500指数は前日比58ポイント(1.23％)高の4,839。

先週末の米国でＮＹダウとＳ＆Ｐ500が最高値を更新したため日経平均も好調を継続。レーザーテックやソシオネクスト、ＳＣＲＥＥＮといった半導体関連が買われ、さくらインターネットが反発。日銀金融政策決定会合は能登半島地震の影響で金融政策の正常化が見送られるという見方から不動産株が高い。データセンター建設期待で建設株も買われた。リクルートが安いが野村証券では期待感などは概ね織り込まれたと述べ「Ｎｅｕｔｒａｌ」とした。

スタンダード市場では、日本エコシステムは株主優待制度の新設を発表しストップ高。東洋合成が続伸となり、ＩＣＴ性能監視ソフトのアイビーシーはストップ高。家賃債務保証の全保連が急騰した。パチンコホールに対するステルスマーケティング規制の影響でゲンダイＡＧは減益となり大幅安。

グロース市場では、グッピーズはメドレーがＴＯＢを発表し、買いが殺到。モンスターラボが大幅続伸。株高を受けてウェルスナビが買われた。株価が下落していたＡＢＥＪＡにはリバウンド狙いの買いが入った。ｉｓｐａｃｅとデータセクションが続落となり、サンバイオが安い。

チャート上では、ギャップアップで3万6000円を上放れる陽線。寄付き後が安値で、大引けがほぼ高値となる強いローソク足。大引けでは3万6500円を上回り、強いトレンドが継続した。

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【AWS、日本に2兆円投資計画】
日本証券新聞1月23日（火）紙面1面TOP記事掲載

ジグソー、アピリッツなど急騰　野村証はきんでんに注目

アマゾンウェブサービス(AWS)は19日、2027年までに日本のクラウドインフラに2兆2,600億円を投資する予定と発表した。日本で既に11～22年にかけて1兆5,100億円を投資しており、国内でのクラウドインフラへの総投資額は27年までに約3兆7,700億円に達する見込み。生成AIの需要拡大を見据え、データセンターの建設や増強などに充てる。

これを受けて、AWS監視・運用代行サービスのJIG―SAW(3914・G)がストップ高(700円高の5,380円)。自動検知＆自動制御技術を核にサービスを展開しており、業績は上場来35四半期連続で過去最高の月額課金売上のプラス成長を実現している。

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今日の市況概況
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1月22日（月）☆[概況/大引け]

先週末のNYダウとS＆P500の最高値更新を受けて日経平均も好調を継続。半導体関連と不動産と建設が高い

大引けの日経平均は583円高の3万6,546円、TOPIXは34ポイント高の2,544ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,473、下落銘柄数は166。出来高は14億8,464万株、売買代金は4兆2,146億円。
先週末の米国でNYダウとS＆P500が最高値を更新したことを受けて、週明けの日経平均も好調を継続した。

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