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コラム2025年5月20日

【本日のマーケット】5月20日(火)

5月20(火)のマーケット                                                                   

5月19日のNYダウは3日続伸。ムーディーズによる国債格下げで反落して始まったが、S&Pグローバル・レーティングとフィッチはすでに格付けを下げていたので、サプライズではないという見方から、米国債に買い戻しが入り、金利が低下したため、株式にも買いが入った。ユナイテッドヘルスは続伸。量子コンピューター関連のDウェーブクオンタムが続伸。AMDは反落した。NYダウは前日比137ドル(0.32%)高の42,792ドル。NASDAQ総合指数は前日比4ポイント(0.02%)高の19,215。S&P500指数は前日比5ポイント(0.09%)高の5,963。

米国株高は好感されたが日米財務相会談を控え伸び悩んだ。核融合発電関連でジェイテックが急騰し、フジクラと古河電工も買われた。サンリオは日本独自型企業として海外投資家からの人気期待で高い。クレハは今期大幅増配予想で大幅高。SMCと安川電機は大和証券がレーティングを引き上げた。みずほは政策保有株の削減目標が好感された。フジメディアは反落。PEGASUSはスタンダード市場への市場区分変更を決議したことで売られた。

スタンダード市場では、ビットコインの上昇を受けて、メタプラネットとリミックスがストップ高。低位株のRVHと篠崎屋が大幅高。Abalanceが買われた。東映アニメは反落した。GFAは決算発表を控えて下落した。相模ゴムは前期が営業赤字で売られた。ラーメン店の丸千代山岡家が安い。

グロース市場では、バイオ関連のサンバイオやレナサイエンスが大幅高。売れるネット広告は『売れるAI最適化』を発表して急騰した。ディジタルメディアは2日連続ストップ高。グロービングが大幅高。東京通信Gは株主優待制度の導入でストップ高。AiロボティクスとLAHDは反落した。

日足チャート上では、長い上ヒゲと短い下ヒゲを伴う陰線。高値では200日移動平均線(3万7832円)を捉えたが頭は重く売りに押された。累積売買高の多い3万8000円レベルを上抜けるには次の材料待の状態となっている。

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FA関連に見直し機運 大和が安川電、SMCを格上げ
 日本証券新聞5月21日(水)紙面1面TOP記事掲載

中国市場で受注回復 関税影響も吸収可能

20日の東京市場で安川電機(6506・P)SMC(6273・P)などFA(工場自動化)関連銘柄の上昇が目立った。大和証券が「FA関連銘柄を買おう!」と題するレポートを19日付で発行、市場の関心を集めた。

レポートでは業況と株価からFAに強気になれる時期が来たと指摘。その理由として①多くの企業で中国向け受注高が想定以上に強いペースで回復が続いており、設備投資サイクルの観点からも2026年にかけて需要回復が期待できる②トランプ関税の直接影響は大半の企業が価格転嫁により吸収可能と想定され、間接影響も株式市場の懸念ほど拡大していない③将来を見据えた企業変革に取り組む企業が増えている④バリュエーションに割安感が見いだせる企業が多い――の4点を挙げている。

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今日の市況概況
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5月20日(火)☆[概況/大引け]

伸び悩み

大引けの日経平均は30円高の3万7,529円、TOPIXは0.4ポイント高の2,738ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は345、下落銘柄数は1,246。出来高は19億2,356万株、売買代金は4兆4,721億円。
米国株高は好感されたが日米財務相会談を控え伸び悩んだ。

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