TOP  NSJアップデート  コラム  【本日のマーケット】5月26日(月)
コラム2025年5月26日

【本日のマーケット】5月26日(月)

5月26(月)のマーケット                                                                   

5月23日の米国株式市場は下落。トランプ大統領が、欧州連合(EU)からの輸入品に50%の関税を6月1日から課すべきだと投稿した。アップルはトランプ大統領がiPhoneを米国外で生産する場合、少なくとも25%の関税を課すとしたため売られた。一方、USスチールはトランプ大統領が日本製鉄による買収を承認したため大幅高となった。その他、トランプ大統領が原子力発電を増強する大統領令に署名したため、核分裂技術と核燃料リサイクルのオクロや小型モジュラー原子炉開発のニュースケール・パワーは急騰した。NYダウは前日比256ドル(0.61%)安の41,603ドル。NASDAQ総合指数は前日比188ポイント(1.00%)安の18,737。S&P500指数は前日比39ポイント(0.67%)安の5,802。

トランプ大統領がEUへの関税を7月9日に延期した。日本にも緩和期待で日経平均は続伸。日本製鉄はUSスチールの買収計画がトランプ大統領から承認を示唆され上昇。28日に米エヌビディアの決算発表を控え半導体関連が堅調。カヤバは株主総会招集通知で大株主にアクティビストの野村絢氏がいることが判明し株主還元圧力への思惑から急騰した。インバウンド客の消費税の免税廃止案が自民党内で浮上と報じられ、三越伊勢丹など百貨店株が安い。

スタンダード市場では、メタプラネットがストップ高。エスクリはラオックスとの資本業務提携でストップ高。低位株のエスサイエンスが買われた。カンロは1対3の株式分割を好感。海底ケーブル用光通信部品の湖北工業が続伸。木徳神糧は3日続落。ボルテージは続落。内海造船は反落した。

グロース市場では、GNIが2日連続ストップ高。オキサイドがストップ高。noteが急反発した。ハートシードとタイミーが反発した。QPS研は買われたが、ispaceは売られた。LAHDは公募増資の発表で売られた。インテグループは業績予想の下方修正で大幅安。

日足チャート上では、寄付き後が安値で大引けが高値となる陽線。ここ数日上値を抑えていた5日移動平均線(3万7301円)を上抜き、3万7500円台を回復した。次は上方を走る200日移動平均線(3万7806円)を捉えることができるかが注目される。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「6月」はいつも… 日米株価に“鮮明な差”
 日本証券新聞5月27日(火)紙面1面TOP記事掲載

季節習性の背景と注目銘柄を探る

5月相場も残り4営業日となった。26日の日経平均は4月末水準を1,486.15円上回り、このまま順当に行けば昨年6月以来「11カ月ぶりの2カ月続伸」、5月相場としては「6年連続上昇」ということになりそう。そして迎える6月相場も、過去の経緯を踏まえれば“ゲンのいい月”と言っていい。現在、月別で連勝が続いているのは、5月の他には6月の「2連勝」のみ。過去10年で6勝4敗(勝率60%)、過去20年なら13勝7敗(同65%)となっている。

また「6月相場の特性」として、それ以上に注目されるのが、日経平均のニューヨーク(NY)ダウに対するアウトパフォーム習性だ。表は、日米両指数の直近20年間での月別騰落(勝敗)を示したものだが、4月や7月など総じてNYダウの勝率が上回るなかで、6月のみ日経平均(13勝7敗)がNYダウ(8勝12敗)を大幅に上回っている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

5月26日(月)☆[概況/大引け]

日経平均は米国債格下げと首相発言が響いたが、TOPIXの下げ幅は小幅

大引けの日経平均は371円高の3万7,531円、TOPIXは16ポイント高の2,751ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,085、下落銘柄数は482。出来高は14億3,556万株、売買代金は3兆4,503億円。
トランプ大統領がEUへの関税を6月1日から7月9日に延期した。
日本にも緩和期待で日経平均は続伸となった。

詳しくはコチラ

関連記事