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コラム2025年5月27日

【本日のマーケット】5月27日(火)

5月27(火)のマーケット                                                                   

5月26日の米国株式市場はメモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日で休場

財務省が国債発行計画の見直し検討で超長期債減額も視野と報じられた。国債発行の減額による需給改善期待で金利が低下し、円高に歯止め、日経平均は上昇した。川崎重工が3日続伸。30日にMSCI指数に組み入れられるサンリオが高い。内需の成長株物色で霞ヶ関キャピタルが買われた。キユーピーは9月の値上げによる採算改善期待。シンフォニアは防衛関連として物色された。半導体関連と日本製鉄は小反落。楽天Gは野村証券が目標株価を下げた。

スタンダード市場では、エスクリはラオックスとの資本業務提携で2日連続ストップ高。ビットコイン関連のメタプラネットが2日連続ストップ高。リベルタが大幅高。繊維専門卸の堀田丸正は経営コンサルティングのエンヴィーが30%取得で高い。イクヨやAIフュージョンが反落。

グロース市場では、GNIが大幅に3日続伸。デジタルグリッドが続伸となり、HPCシステムズが大幅高。デジタル障害者手帳のミライロの上げも目立った。不正検知のかっこは利食い売りに押されストップ安となった。トヨコーは3日続落。アミューズメント施設のGENDAは年初来安値。

日足チャート上では、上下に短いヒゲを伴う陽線。5日移動平均線(3万7340円)上で推移し、200日移動平均線(3万7802円)の目前まで迫った。3万8000円の大台も射程圏内に入っており、明日以降の展開に期待したいところ。

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脱炭素・防衛・造船 やはり重工3社
 日本証券新聞5月28日(水)紙面1面TOP記事掲載

トランプ政策が追い風

後場は一段高となったものの、前日の米国市場がメモリアルデーで休場だったこともあり、27日の東京市場は手掛かり材料に乏しく、日経平均株価軟調スタート。こうしたなか気を吐いたのが川崎重工業(7012・P)だ。前日比488円(5.1%)高の9,999円まで買われ、今年3月の年初来高値1万35円に迫った。

川重が代表を務め、大成建設(1801・P)東亜建設工業(1885・P)との共同企業体が26日、日本水素エネルギー(JSE)の国際水素サプライチェーン(SC)の国内基地の建設に着工したと発表。この国内基地は、JSEが幹事会社として実施する「液化水素サプライチェーンの商用化実証」の一環として建設される。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)グリーンイノベーション基金を活用し、2030年度までに出荷と受け入れの両機能を含む国内基地、今後建造する液化水素運搬船を用いて、上流から下流まで国際水素サプライチェーンの性能、安全性、経済性など商用化に求められる要件を確認するという。液化水素貯蔵タンク、海上荷役設備、水素液化設備、水素送ガス設備、液化水素ローリー出荷設備を備えた、世界初の商用規模の施設になる。

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今日の市況概況
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5月27日(火)☆[概況/大引け]

国債発行計画の見直し検討で金利が低下し、円高に歯止めが掛かり、日経平均は上昇

大引けの日経平均は192円高の3万7,724円、TOPIXは17ポイント高の2,769ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,115、下落銘柄数は437。出来高は13億3,109万株、売買代金は3兆3,198億円。
財務省が国債発行計画の見直し検討で超長期債減額も視野と報じられた。
国債発行の減額による需給改善期待で金利が低下し、円高に歯止めが掛かり、日経平均は上昇した。

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