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コラム2025年7月16日

【本日のマーケット】7月16日(水)

7月16(水)のマーケット                                                                   

7月15日のNYダウは反落、ナスダックは小幅続伸。6月の消費者物価指数は前年同月比2.7%上昇と、市場予想の2.6%上昇を上回った。FRBが利下げに慎重な姿勢を維持するという見方からNYダウは反落した。金融機関のウェルズ・ファーゴは通期の純金利収入見通しを下方修正したことで売られた。エヌビディアはAI半導体の対中輸出再開で買われた。NYダウは前日比436ドル(0.98%)安の44,023ドル。NASDAQ総合指数は前日比37ポイント(0.18%)高の20,677。S&P500指数は前日比24ポイント(0.40%)安の6,243。

一時1ドル=149円台の円安を受け、日経平均は245円高となった場面もあったが、衆院選を控え伸び悩んだ。東京エレクは続伸だが、レーザーテックとディスコは反落。JCRファーマは経産省からの補助金で大幅高。ライフドリンクは大和証券がレーティングを引き上げた。東宝は第1四半期がアナリスト予想を上回ったことが好感された。長期金利上昇で不動産株は安い。ホンダが反落。ヨシムラフードは第1四半期が営業減益で大幅安となった。

スタンダード市場では、串カツ田中が上期好決算で大幅高。日宣は株主優待制度の新設でストップ高。東邦レマックは暗号資産購入枠を設定しストップ高となった。Abalanceが高い。出前館は第3四半期累計が営業赤字で大幅安となった。ピクセルが続落。テンダは減益決算で年初来安値。

グロース市場では、ヘリオスが経産省から補助金でストップ高。コンベヤ部品のJRCは上期減益予想を増益予想に、配当予想も上方修正したためストップ高。ABEJAは好決算とNEDO公募にLLM開発事業案が採択され高い。貸し会議室のTKPは第1四半期の純利益が42%減で下落。

日足チャート上では、上下にヒゲを伴う実体線の短い陰線。上値は3万9923円と4万円まであと一歩に迫ったが伸びきれず。大引けで5日移動平均線(3万9603円)上は維持したが、参院選を控え様子見姿勢が姿勢が伺える。

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外部環境不透明 AI、ITソフト関連マーク
 日本証券新聞7月17日(木)紙面1面TOP記事掲載

大和はNEC、IIJなど推奨

NEC(6701・週足)

今週に入り一段と手控えムードが強まっている東京株式市場。16日も日経平均株価は4万円手前でのもみ合いとなった。20日投開票の参院選では各社の世論調査で自民・公明の過半数確保が微妙な情勢となり選挙後のシナリオが予想しにくくなっているうえ、トランプ関税を巡る日米間の交渉も難航している。

外部環境の不透明さが手を出しにくい一因だが、こうした要因に左右されにくいセクターは堅調だ。中長期的な成長期待に支えられるAI関連、IT・ソフトウエアなどがその代表といえるだろう。7月の最終週には3月末に四半期末を迎えた企業の業績発表が本格化するが、このセクターは業績に対する期待が高く、有望な投資対象となろう。

大和証券では14日付でIT・ソフトセクターに関するレポートを発行しており、参考になりそうだ。

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今日の市況概況
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7月16日(水)☆[概況/大引け]

円安進行にブレーキで日経平均も失速

大引けの日経平均は14円安の3万9,663円、TOPIXは5ポイント安の2,819ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は569、下落銘柄数は994。出来高は15億6,937万株、売買代金は4兆3,945億円。
一時1ドル=149円台の円安を受け、日経平均は245円高となった場面もあったが、円安進行にブレーキが掛かり、日経平均は失速し小幅安となった。

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