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コラム2025年7月28日

【本日のマーケット】7月28日(月)

7月28(月)のマーケット                                                                   

7月25日のNYダウは反発。ナスダックは3日続伸。米国とEUが27日にスコットランドで首脳会談を行う。テスラは、販売減を受けた事業拡大の一環として、ロボタクシー(自動運転タクシー)サービスを早ければ今週末にもカリフォルニア州のサンフランシスコを含むベイエリアで開始する準備を進めていると報じられ買われた。鉱山のニューモントは好決算と自社株買いの発表が好感された。ケーブルTVのチャーター・コミュニケーションズは、住宅用高速インターネット顧客の減少で、決算がアナリスト予想を下回ったため大幅安となった。NYダウは前日比208ドル(0.47%)高の44,901ドル。NASDAQ総合指数は前日比50ポイント(0.24%)高の21,108。S&P500指数は前日比25ポイント(0.40%)高の6,388。

日経平均は続落。自民党両院議員懇談会で石破首相の進退がどうなるか見守られ様子見姿勢。アドバンテストはUBS証券が「Sell」に格下げし大幅安。他の半導体関連も安い。新首相によっては日銀の利上げが実施しにくくなるという思惑で銀行が下落。一方、リクルートはGS証券が格上げ。東電が上昇。新潟県の公聴会で公述人19名のうち、再稼働に明確に反対は5人だった。ファナックは受注増を好感。ホギメディカルは非公開化検討観測でストップ高。

スタンダード市場では、伊勢化学が上期大幅増益となり大幅高。unbankedはAkatsuki Capital Worksが筆頭株主になりストップ高。クロップスがストップ高。リベルタは利食い売りで続落となりストップ安。IGポート反落。沖縄セルラー電話は販促競争の負担警戒で下落。

グロース市場では、FRONTEOが4日連続ストップ高。国交省が下水管の点検でドローン活用を挙げたためブルーイノベが急騰。HmcommはAIによる議事録作成ツールを発表し一時ストップ高。AI開発のオルツは売上高の過大計上でストップ安。FFRIは反落した。

日足チャート上では、寄付き後が高値で終値がほぼ安値水準となる陰線。大引けで4万1000円をわずかに割り込んでおり、5日移動平均線(4万1045円)もわずかに下抜けた。先週の急騰後の利益確定の売り等、売り圧力の強さがうかがえる。

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あれから1年 頭によぎる暴落の記憶
 日本証券新聞7月29日(火)紙面1面TOP記事掲載

8月の季節性は芳しくないが…

7月相場も残り3営業日。29日が7月末割り当ての権利付き最終日で、30日から受け渡しベースでの実質8月相場入りとなる。市場参加者の間で想起されているのが、昨年8月入り早々の暴落展開だ。少し前までの最高値圏から一転、1~5日の3営業日で日経平均7,643.40円安(19.5%安)を強いられた。後から振り返れば絶好の買い場となったわけだが、目先筋には深手を負った向きも少なくないはず。その発端となったのが7月30~31日の日銀金融政策決定会合における追加利上げだった。今週は昨年と同じ30~31日に日銀会合を控えるほか、29~30日に米国、30日のカナダ、ブラジルも含め各国金融会合が相次ぐ“中銀ウイーク”となるだけに、嫌な思いが頭をよぎる投資家もいることだろう。

こうした状況について、JPモルガン証券は27日付レポートで「8月急落説?」として、「一部の投資家心理に影を落としているのは事実」だが、「過度なレバレッジ・ポジションが構築されている形跡は乏しく」、「むしろCTAなどは、ようやく今月に入ってからロングを構築し始めた段階」、「慎重姿勢を維持してきた投資家層による楽観への方向転換は日本だけに限らず、グローバルで共通している特徴だ」と指摘。「むしろ備えるべきはモメンタム効果の大復活」で、仮に外生的ショックが生じたとしても日経平均の下値は3万8,700円近辺までとしていた。一方、ゴールドマン・サックス証券も28日付レポートで12カ月先のTOPIX目標値を3,000から3,200(時価の9.1%高)に引き上げたばかり。

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今日の市況概況
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7月28日(月)☆[概況/大引け]

自民党両院議員懇談会控え下落。アドバンテストは格下げで安い。ホギメディカルは非公開化検討観測でストップ高

大引けの日経平均は457円安の4万998円、TOPIXは21ポイント安の2,930ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は696、下落銘柄数は860。出来高は17億1,693万株、売買代金は4兆501億円。
続落。自民党両院議員懇談会で石破首相の進退がどうなるか見守られ様子見姿勢となった。

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