8月5日(火)のマーケット
8月4日の米国株式市場は反発し、NYダウは6日ぶり、ナスダックは3日ぶりの上昇となった。9月に利下げの期待から買いが入った。FRBのクグラー理事は8日に退任し、秋にジョージタウン大学の教授に復帰する予定。後任に金融緩和に積極的な人物が指名されるという見方も利下げ観測を強化した。エヌビディアやマイクロソフト、メタ・プラットフォームズが買われ、アマゾンとエクソンモービルは続落となった。NYダウは前日比585ドル(1.34%)高の44,173ドル。NASDAQ総合指数は前日比403ポイント(1.95%)高の21,053。S&P500指数は前日比91ポイント(1.47%)高の6,329。
米国株は9月利下げ観測で反発し、日経平均も反発。米アンフェノールが米コムスコープのブロードバンド接続・ケーブル部門買収契約で、フジクラや古河電工に連想買い。三菱重工は豪海軍がフリゲート艦に日本の提案採用方針で買われた。資源エネルギー庁長官が北海道知事に原発再稼働に理解を求めたため、電力株が高い。オルガノは好決算でストップ高。ディスコや良品計画、サンリオが売られた。LINEヤフーは検索広告収入減少で大幅安。
スタンダード市場では、堀田丸正がRIZAPグループによる譲渡価格が注目されストップ高。fonfunは新事業のオンライン診療プラットフォームサービスを発表し急伸。U.S.M.Hはイオングループのスーパー子会社再編で上昇。アセンテックはオリックスによるTOB不成立で下落。
グロース市場では、クラダシが2日連続ストップ高。情報戦略が反発しストップ高。yutoriは好調が継続。サンバイオやビーマップが高い。レナサイエンスは4日続落。シーユーシーは第1四半期が大幅減益で大幅安。JIG-SAWは上期営業減益で売られた。Waqooが反落。
日足チャート上では、十字足となる陽線。ギャップアップで寄り付いたが、上値は5日移動平均線(4万672円)に頭を抑えられる格好となった。下値は上昇する25日移動平均線(4万217円)に支えられており、この2本の移動平均線のレンジ内での動きとなった。
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【「期末一括」高利回り銘柄ピックアップ】
日本証券新聞8月6日(水)紙面1面TOP記事掲載
夏枯れに勝つ 季節習性踏まえた銘柄選別
ショック安も一巡。米雇用統計が失望された週明け4日の日経平均は一時949.08円安まで売られたが、5日高値で下げ分の84%を取り戻し、再び上値を試しにいく態勢を整えつつある。
「7月下旬の米国FOMC(連邦公開市場委員会)で金利据え置きを決めた2日後に雇用統計が予想を大きく下回って株価急落」…。ここまでは昨年と全く同じだっただけに、昨夏大暴落が想起され肝を冷やしたものだ。ただ、思えば2年前の8月4日発表分の米雇用統計にしても、雇用者数増加幅は市場予想を下回り、前月分も1割強の下方改定を強いられている。あるいは、季節調整の歪みなどから、この時期に低い数値が出やすい傾向があるのかもしれない。
株式市場でも例年調整期に入りやすいとされるバケーションシーズンの8月だが、それでは今のタイミングでの物色対象をどう考えたらいいのか。
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今日の市況概況
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8月5日(火)☆[概況/大引け]
反発。三菱重工や電線株、電力株が高い
大引けの日経平均は258円高の4万549円、TOPIXは20ポイント高の2,936ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,154、下落銘柄数は412。出来高は21億3,121万株、売買代金は4兆8,776億円。
米国の9月利下げ観測から米国株が反発し、日経平均も反発した。
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