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コラム2025年10月22日

【本日のマーケット】10月22日(水)

10月22(水)のマーケット                                                                   

10月21日のNYダウは3日続伸、ナスダックは小反落。トランプ大統領が、中国の習近平国家主席と会談は実現しない可能性もあると述べたことで、ハイテク株が売られた。NYダウは上げ幅を縮小。アルファベットはブロードコムが安い。GMは通期見通しを上方修正したことで大幅高。NYダウは前日比218ドル(0.47%)高の46,924ドル。NASDAQ総合指数は前日比36ポイント(0.16%)安の22,953。S&P500指数は前日比0.2ポイント(0.00%)高の6,735。

高市政権が発足したが材料出尽くし感や少数与党政権で前途は厳しいという見方から朝方は702円安となった。その後、労働時間の規制緩和で潜在成長率が高まるという見方や臨時国会中の補正予算に期待して持ち直した。高市首相が安全保障関連3文書の前倒し改定方針で防衛関連が買われた。中でもIHIは米キャピタル・リサーチが5%超保有も好感。米GMの急騰で自動車株が連れ高。東洋エンジはストップ高。NY金先物の急落で住友鉱山は下落。

スタンダード市場では、堀田丸正が買われ、レアアース関連としてアサカ理研が大幅高。旭化成ホームズとの資本業務提携をきっかけに買われたアールシーコアへの買いが継続した。水晶振動子のリバーエレテックには値ごろ感からの買いが入った。一方、桜島埠頭とSpeeeは反落した。

グロース市場では、ソフトバンクと資本業務提携のJDSCは3日連続ストップ高。コンヴァノは韓国企業と鼻筋形成用糸リフト素材の共同開発で買われた。セレンディップは1対4の株式分割が好感された。エータイが高い。FFRIは続落、グローバルセキュリティは6日ぶりに反落。

日足チャート上では、長い下ヒゲを伴う実体線の短い陽線。下ヒゲ部分は5日移動平均線(4万8733円)近辺で下げ止まり、切り返した。一時は700円幅の値下がりとなったが、プラス圏まで浮上する時間帯も見られた。大引けではマイナス圏となり反落となったが、プライム市場の80%以上が値上がりとなる全面高商状。押し目買い意欲を強く感じさせる1日となった。

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注目記事 Pick up
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「上がるも下がるもSBG」を超えて…
 日本証券新聞10月23日(木)紙面1面記事掲載

野村ファンドも話題、バリュー株復権へ

前日(21日)は「5万円大台攻防」に沸いた日経平均だが(先物は一時到達)、このところ“上がるも下がるもソフトバンクグループ(SBG、9984・P)”の様相を強めている。

22日も朝方702.36円安まで売られてヒヤッとさせられたが、よくよく見るとこの時点でのSBGの下落寄与度が500円を優に超えており、アドバンテストと合わせた2銘柄で急落を全て説明できてしまう状況だった。なお、日経平均が一時「1.42%安」まで売られるなか、同じく10時2分に日中安値を付けたTOPIXはわずか「0.29%安」にとどまった。これも、SBG(や一部の値がさ半導体関連株)に左右されがちな日経平均の価格形成のいびつさを物語っていると言えるのではないか。

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今日の市況概況
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10月22日(水)☆[概況/大引け]

朝方は売られたが、その後は持ち直した

大引けの日経平均は8円安の4万9,307円、TOPIXは16ポイント高の3,266ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,336、下落銘柄数は233。出来高は23億3,733万株、売買代金は6兆1,076億円。
高市政権が発足したが材料出尽くし感や少数与党政権で前途は厳しいという見方から朝方は702円安となった。
その後、労働時間の規制緩和で潜在成長率が高まるという見方や臨時国会中の補正予算に期待して持ち直した。
高市首相が安全保障関連3文書の前倒し改定方針で防衛関連が買われた。中でもIHI(7013)は米キャピタル・リサーチが5%超保有も好感された。
米GMの急騰で自動車株が連れ高。

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