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コラム2025年11月4日

【本日のマーケット】11月4日(火)

11月4(火)のマーケット                                                                   

11月3日のNYダウは反落、ナスダックは続伸。10月のISM製造業景況指数は48.7と9月の49.1から低下し、市場予想の49.4を下回った。オラクルやマスターカード、シェブロンが安い。一方、エヌビディアが上昇。マイクロソフトが、エヌビディア製の人工知能(AI)向け最新半導体をアラブ首長国連邦(UAE)に輸出すると発表した。アマゾンはオープンAIに対し、7年間で380億ドルの契約に基づきクラウドサービス「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」を提供すると発表したことが好感された。NYダウは前日比226ドル(0.48%)安の47,336ドル。NASDAQ総合指数は前日比109ポイント(0.46%)高の23,834。S&P500指数は前日比11ポイント(0.17%)高の6,851。

台湾のTSMCや時間外取引のナスダック100先物の下落を受けて、日経平均は下げ幅を拡大した。アドバンテストが反落し、ソシオネクストは通期業績予想の下方修正でストップ安。第一三共は7~9月期が営業減益で大幅安。商船三井は上期減益決算で売られた。野村総研はマッコーリーによる投資判断引き下げが響いた。一方、レーザーテックは大幅増益で、住友電工は業績上方修正で大幅高。住友ファーマは業績上方修正でストップ高となった。

スタンダード市場では、名村造船が利食い売りに押され、岡本硝子が反落。東映アニメは続落。日本創発グループがストップ安。一方、ウェーブロックはTOB(株式公開買い付け)が発表され買いが殺到。伊勢化学は1対10の株式分割が歓迎された。Speeeが大幅高。テクノホライゾンとティムコが高い。

グロース市場では、JIG-SAWが大幅反落。Aiロボティクスが反落し、リアルゲイトが売られた。アイドマは4日続落。データセクションが大幅高。イオレは暗号資産交換業のSBI VCトレードと提携でストップ高。AI関連の豆蔵が大幅続伸。旅工房は今期の黒字転換予想が好感された。

日足チャート上では、上ヒゲを伴う陰線。先週末の大幅上昇から上値を伸ばし5万2600円台まで買われたが、後場からは一転売り物となり、徐々に下げ幅を拡げて安値引けとなった。急騰が続いていただけに調整と見られるが、上昇を担っていた一部の銘柄の下落寄与度が極端に高い状況となった。

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日本株 今後数年間は大きな上昇余地 マン・グループ スティーブン・ハーゲット ポートフォリオ・マネジャー語る
 日本証券新聞11月5日(水)紙面1面記事掲載

自動車株、証券株など魅力的な逆張りチャンス

直近開示の10月第4週(20~24日)投資主体別動向で、外国人は4週連続買い越しとなり、「今年3番目」の買越幅を記録した。実は「今年1、2番目」も10月第1、2週に記録されている。一部特殊要因も含むとはいえ、高市総裁誕生後の現物買い意欲の高揚を感じさせるところ。彼らは日本株のどこに着目しているのか。市場ではヘッジファンド運用会社として広く知られる英マン・グループはこのほどメディア向け説明会を開催。欧州最大級の規模を持つ日本株アクティブファンド、「マン・ジャパン・コア・アルファ(JCA)」を率いるスティーヴン・ハーゲットポートフォリオ・マネジャー(写真)は以下のように語った。

「JCAは来年1月で20周年を迎える。20年生き残ることは運用業界ではレアと言える。私自身、チームに加わって10年になるが、この3年ほどの間に日本株に対する海外投資家の関心が様変わりになってきたことを強く感じている」

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今日の市況概況
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11月4日(火)☆[概況/大引け]

914円安。TSMCやナスダック100先物が下落し、日経平均は下げ幅を拡大

大引けの日経平均は914円安の5万1,497円、 TOPIXは21ポイント安の3,310ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は885、下落銘柄数は661。出来高は30億5,738万株、売買代金は8兆7,044億円。
トランプ米大統領は2日、米半導体大手エヌビディアの最先端半導体について、中国など他国に供給することはないとの見解を示した。
上級顧問らの反対を受け、エヌビディアのフアンCEOの要請を断った形。
4日の台湾市場では、エヌビディアから製造を受託しているTSMCが下落し、CMEのグローベックスではナスダック100先物が売られた。
これを受けて、日経平均は下げ幅を拡大した。

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