11月18日(火)のマーケット
11月17日のNYダウは3日続落、ナスダックは反落。FRBのジェファーソン副議長が「中立金利に近づいているときは慎重に歩を進めなくてはならない」と述べたため、追加利下げ観測が後退した。エヌビディアはヘッジファンドのティール・マクロが7~9月期にエヌビディア株を全て売却していたことが判明し下落した。デルはモルガン・スタンレーが投資判断を「Overweight」→「Underweight」に下げたことで売られた。メモリー価格の高騰が利益率に影響を及ぼすとみている。アルファベットは上昇。ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハサウェイは、7~9月期にグーグルの親会社のアルファベットの株式を1,790万株取得した。NYダウは前日比557ドル(1.18%)安の46,590ドル。NASDAQ総合指数は前日比192ポイント(0.84%)安の22,708。S&P500指数は前日比61ポイント(0.92%)安の6,672。
日本時間20日早朝の米エヌビディアの決算発表を控え、東証もリスク・オフ姿勢。AI・半導体関連が売られ、キオクシアやソフトバンクGやフジクラ、アドバンテストが安い。ビットコインの下げ幅拡大も足を引っ張り、日経平均は4万9000円を割り込んだ。東映も利食い売りに押された。住友ファーマが買われた。ニチコンは決算説明会資料で、アルミ電解コンデンサは下期にかけてもAIサーバー用途を中心として高水準を見込むとしたため急騰した。
スタンダード市場では、ビットコイン関連のメタプラネットやBitcoinJが大幅安。名村造船や伊勢化学、ハーモニックが安い。サン電子が大幅続落。レアアース関連のアサカ理研は7日続伸。RSCが大幅続伸。ウェーブロックはシティインデックスファーストの買い増しが判明し反発した。
グロース市場では、Aiロボティクスやフルッタフルッタ、GNI、FFRIセキュリティが売られた。クラウドワークスはバッファローの牧社長が6.03%を保有していることが判明し急騰した。ビーマップはイスラエルの防衛製品を日本国内で販売することを発表しストップ高となった。
日足チャート上では、大陰線。強力なサポートラインとして機能していた25日移動平均線(4万9931円)を下抜けて、4万8600円台まで下落幅を拡げた。一気にボリンジャーバンドのマイナス1シグマ(4万8560円)が視野に入る水準となり、調整色が強まった。
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注目記事 Pick up
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【「配当支払開始予定日」に注目】
日本証券新聞11月19日(水)紙面1面記事掲載
トヨタグループは26日一斉に その効果は?
主要企業では損保各社を除いて3月期中間(12月期第3四半期)決算発表も終了した。この1カ月で3,000に及ぶ決算短信が発行されたが、そこに記載されているのは必ずしも決算情報だけではない。ここでは1ページ目の「配当支払開始予定日」に光を当ててみたい。9月末現在の株主に対し、この日に配当が支払われる。
ちなみに、ETFなどのパッシブ資金については、既に9月権利付き最終日にかけて「再投資の先物買い」を入れているため、需給面ではニュートラル(先物売り&現物買い)となるが、アクティブファンドや大口の個人投資家などでは、受け取った資金を再び投資に回す動きも生じよう。一方で、外食などの消費が増えて経済活動が活発化すれば、それも株式市場にとってプラス要因となるはず。
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今日の市況概況
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11月18日(火)☆[概況/大引け]
1620円安の4万8702円

大引けの日経平均は1,620円安の4万8,702円、TOPIXは96ポイント安の3,251ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は225、下落銘柄数は1,349。出来高は20億2,098万株、売買代金は5兆4,506億円。
日本時間20日早朝の米エヌビディアの決算発表を控え、東証もリスクオフ姿勢となり、AI・半導体関連が売られ、キオクシアやソフトバンクグループやフジクラ、アドバンテストが安い。ビットコインの下げ幅拡大も足を引っ張り、日経平均は4万9,000円を割り込んだ。
本日の取引時間中の安値な1時半前の1,662円安の4万8,661円だったが、大引けでは再び近づいた。
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