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コラム2025年12月2日

【本日のマーケット】12月2日(火)

12月2(火)のマーケット                                                                   

12月1日の米国株式市場は6日ぶりに反落した。NYダウは5日間で1,964ドル上昇したため、利食い売りが出た。アルファベットが売られ、サンディスクやブロードコムも反落した。ビットコインの下落を受けて、ビットコイン関連のストラテジーが売られた。一方、エヌビディアは上昇。半導体設計支援ソフトの米シノプシスと提携を発表した。アップルが堅調。NYダウは前日比427ドル(0.90%)安の47,289ドル。NASDAQ総合指数は前日比89ポイント(0.38%)安の23,275。S&P500指数は前日比36ポイント(0.53%)高の6,812。

リバウンド狙いの買いが入ったが上値は重い。ファナックはエヌビディアと協業を発表し買われた。住友電工は大和証券が電線セクターにおける選好順位を3位から1位に引き上げたことが好感された。IHIは大和証券と野村証券がそれぞれ目標株価を引き上げた。日電硝子は低誘電ガラスファイバの販売開始で注目された。ソフトバンクGと東電が売られた。三越伊勢丹は11月の免税売上が5.3%減で安い。住友ファーマやペプチドリームなど医薬品が下落。

スタンダード市場では、ワークマンが11月既存店売上高は7.9%増だったが10月の19.5%増に比べると鈍化したため売られた。大黒屋は大幅反落。AIストームは株主優待制度変更の影響が続きストップ安。ヒーハイストはフィジカルAI関連として続伸。低PBR銘柄のサンエー化研が大幅高。

グロース市場では、免疫生物研が反落しストップ安。トランスジェニックも反落しストップ安。サンバイオは3日続落。ユーソナーが続落。ラクオリア創薬は上昇が継続し、直近新規公開株のBRANUが大幅高。エイチエムコムは記述・論述式向けにAI自動採点サービスを開発したことで上昇。

日足チャート上では、上下にヒゲを伴う陰線。反発を見せたが上値は重く、ほぼ前日終値付近での大引けとなった。連続陰線となり、リバウンド力も弱く感じられる。

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「12月期末」高利回り銘柄に照準
 日本証券新聞12月3日(水)紙面1面記事掲載

JTに続け!4%台がゴロゴロ、期末一括も

年内立ち会いも残り20営業日。既にカウントダウン態勢に入ったが、来週(9~10日)は米国、再来週(18~19日)も日本と焦点の金融会合を控え、最後まで気の抜けない相場が続く。日中問題を含め不透明感色濃い現状では、あらためてディフェンシブな高利回り銘柄に注目してみたい。

1日に1兆8,000億円強、2日も1兆3,000億円台と足元で9月末配当支払いラッシュを迎えているが、ここで対象となるのは26日に権利付き最終日を控えた12月末高配当利回り銘柄だ。

12月期高利回り銘柄で真っ先に思い浮かぶJT(2914・P)は2日も実質最高値。直近5日間で4度目の更新となり、6月末比でちょうど4割高に達した。もっとも、株価が上昇したことで、配当利回り自体は4%を割り込んでいる(2日終値で3.95%)。

JTのような知名度や安定感を欠けるとはいえ、利回りだけで見れば、実際には4%を上回る12月期決算銘柄はゴロゴロしている。

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今日の市況概況
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12月2日(火)☆[概況/大引け]

終盤は保ち合い

大引けの日経平均は0.1円高の4万9,303円、TOPIXは2ポイント高の3,341ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は532、下落銘柄数は1,012。出来高は21億3,871万株、売買代金は5兆2,278億円。
リバウンド狙いの買いが入ったが上値は重い。
ファナック(6954)はフィジカルAIに関して、エヌビディアと協業を発表し買われた。SMBC日興証券の解説によると他社のフィジカルAIとの違いは、(1)オープンプラットフォームであるためあらゆるAI開発者が活用できること、(2)PCなしでPython プログラムを実行でき容易に自律制御の指示を行えること、(3)シミュレーションの精度が高く実際のロボットの動きと完全に一致することの3点だという。

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