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コラム2026年2月4日

【本日のマーケット】2月4日(水)

2月4(水)のマーケット                                                                   

2月3日の米国株式市場は反落。人工知能(AI)新興企業のアンソロピックが先週末に生成AI「クロード」の法務ツールを発表したことを受けて、ガートナーやリーガルズーム・ドットコムが売られた。デジタル決済のペイパルは決算が期待外れで下落した。小売大手のウォルマートは時価総額が1兆ドルを超えた。オンライン販売で便利さを求める富裕層の新規顧客もつかんでいることや、業務にAIを導入し、スケジュールやサプライチェーンの管理などの作業全般で効率を上げている。NYダウは前日比166ドル(0.34%)安の49,240ドル。NASDAQ総合指数は前日比336ポイント(1.43%)安の23,255。S&P500指数は前日比58ポイント(0.84%)安の6,917。

日経平均は反落したが、TOPIXは小幅高を維持。米アンソロピックが法務業務の一部を自動化するAIツールを発表し、米国でソフトウエア関連が売られ、日本でもNRIやTISが大幅安となった。英FT紙が米国の国家安全保障上の審査待ちでエヌビディアのAIチップの中国向け販売停滞を伝え、アドバンテストが安い。イビデンはモルガンが格下げし急落。住友電工の上方修正でフジクラと古河電工も高い。スカパーJSATは上方修正で大幅高。

スタンダード市場では、ペロブスカイト太陽電池関連の伊勢化学とヒューマノイドロボット関連のヒーハイストが4日続伸。人工ダイヤのマイポックスは2日連続ストップ高。東祥は業績上方修正と自社株買いの発表でストップ高。日本オラクルは調整が継続。マミヤOPは下方修正と減配で急落。

グロース市場では、人工ダイヤ関連のEDPがストップ高。不動産テックのククレブは5日続伸。AI活用の音声認識のエイチエムコムは自治体向け防災・業務支援ソリューションを共同開発することでストップ高。米アンソロピックショックで、業務ソフトを提供するフリーが大幅安。

日足チャート上では、十字足に近い陽線。昨日の大陽線の中での値動きとなった。下値は5万4000円台を割り込む場面も見られたが、押し目買い意欲も強く値上がり銘柄数は1000を超える状態でTOPIXはプラス圏での推移となった。

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注目記事 Pick up
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AIに地殻変動 日米でSaaS関連が急落
 日本証券新聞2月5日(木)紙面1面記事掲載

インフラ関連企業には追い風

イビデン(4062・週足)

4日の東京市場は前日に日経平均株価が2,000円高の急伸となった反動や米国市場の下落もあり、売り先行で始まったが、全般は好業績銘柄を中心に底堅い展開。

こうしたなか、目を引いたのがインターネット経由で様々な業務サービスを提供するSaaS関連やコンサルティング関連企業の急落だ。値下がり率ランキング上位には営業管理、データ管理サービスなどを提供するSansan(4443・P)、経理・財務、労務管理サービスを提供するラクス(3923・P)、コンサルティングのベイカレント(6532・P)ノースサンド(446A・G)などが名を連ねた。

3日の米国市場の波乱が影響した。AIサービス関連の新興企業、アンソロピックは「クラウド・コワーク」を通じ、資料作成やデータ分析などの作業をAIで自動化するサービスを提供しているが、ここに法律や財務の専門業務に対応する機能を追加したと発表。AIがソフトウエアに対する補完的なフェーズから、既存のソフトウエアに取って代わるフェーズに入りつつあるとの見方が台頭、業務管理関連のセールスフォース、文書・デザイン関連アドビなどが急落。ナスダック総合指数も1.4%の下げとなった。

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今日の市況概況
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2月4日(水)☆[概況/大引け]

アンソロピックショックでSaaS関連が安い

大引けの日経平均は427円安の5万4,293円、TOPIXは9ポイント高の3,655ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,120、下落銘柄数は442。出来高は28億3,262万株、売買代金は8兆5,794億円。
日経平均は反落したが、TOPIXは小幅高を維持した。
米国のアンソロピックが法務業務の一部を自動化するAIツールを発表し、米国株式市場ではソフトウェア関連が売られ、日本でも野村総研(4307)やTIS、Sansan、ラクスが大幅安となった。
これらのSaaS(ソフトウェアをインターネット経由で利用できるサービス)の不要論が警戒された。

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