2月6日(金)のマーケット
2月5日の米国株式市場は下落。週間の新規失業保険申請件数は前週比2万2千件増の23万1千件と、市場予想の21万2千件を上回った。12月の雇用動態調査で求人件数は654万2千件と前月から38万6千件減少し、2020年9月以来、5年超ぶりの低水準となった。市場予想は720万件だった。再就職あっせん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、米国で1月に発表された人員削減数は前月比205%増の10万8435人と、1月としては2009年以来17年ぶりの高水準に達した。前年同月比では118%増加した。マイクロソフトはスタイフェルが投資判断を「Hold」に下げたことで売られた。ウォール街の予測は、クラウド供給の制約、支出の増加、AI競争の激化を踏まえて「楽観的すぎる」と警告した。アマゾンは2026年にデータセンターや半導体などの設備に2000億ドル(約31兆4千億円)を投じる計画と発表した。人工知能(AI)への巨額投資で利益を圧迫するとの懸念から売られた。ビットコインの調整が続き、ストラテジーやコインベースが売られた。スマートフォン用半導体メーカーのクアルコムは1~3月期の売上高見通しがアナリスト予想を下回ったため売られた。NYダウは前日比592ドル(1.20%)安の48,908ドル。NASDAQ総合指数は前日比363ポイント(1.59%)安の22,540。S&P500指数は前日比84ポイント(1.23%)安の6,798。
米国株安とビットコイン急落で、日経平均は序盤に867円安で5万3000円割れ。その後は韓国株からの資金シフトの期待や自民党が参院で否決された法案を再可決できる3分の2に届くかという期待で、後場寄りは430円高。トヨタの決算は営業減益だが増収が評価され反発。ソニーGは業績上方修正と自社株買い枠の拡大で上昇。防衛関連のIHIが高い。味の素は半導体基板用の層間絶縁材料が大幅増収で大幅高。富士フイルムはバイオCDMOが赤字拡大見通しで下落。
スタンダード市場では、深海レアアース探査関連の岡本硝子がストップ高。核融合発電は高市政策で助川電工が大幅高。パソコン生産のMCJはMBO(経営陣が参加する買収)でストップ高。米アンソロピックの新AIツールへの警戒で日本オラクルは再び売られた。大阪製鉄は業績下方修正でストップ安。
グロース市場では、トランプ大統領が高市首相を3月19日に招待するため対米投資案件が意識され、人工ダイヤ生産関連のEDPは3日連続ストップ高。光電融合デバイスに光源内蔵をする量子ドットレーザー技術を手掛けるQDレーザが大幅高。ククレブは続落。サンバイオは反落。
日足チャート上では、長い下ヒゲを伴う陽線。ギャップダウンで寄り付いた後に5万3000円割れまで売られたが、持ち直して高値引けで週末を迎えた。本日の日中値幅は1300円とボラティリティの高い1週間を象徴する展開となったが、総選挙の投開票を控えた週末は5万4000円台回復となった。週足では、上下にヒゲを伴う陽線。5週連続の陽線を示現して基調の強さを確認する形となった。
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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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今週の火曜日、日経平均は史上最高値を 1 か月ぶりに更新しました。目前に迫った衆院選では与党の自民・維新が300議席を上回る圧勝の予想がきっかけです。
しかし先週の金・銀市場の暴落と言ってもよいほどの資産価格の調整を難なく乗り切ったという前提があってのことです。それくらいまでに強い基調の上昇が根底には存在します。
米国では新たに「SaaS の死」とも呼ばれるネガティヴ要因が広がっています。AI の浸透でソフトウエア各社の売上が激減するそうです。
次から次へと懸念材料が浮上してきますが、相場というものは「不安の崖」をよじ登って成長するものです。「節分天井」という言い伝えを払拭できるかどうかが問われそうです。(私はいけると思うのですが。)
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今日の市況概況
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2月6日(金)☆[概況/大引け] 
435円高の5万4253円で高値引け。参議院で否決された法案を再可決できる3分の2(310議席)に届くかどうかが焦点
大引けの日経平均は435円高の5万4,253円、TOPIXは46ポイントの3,699ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は793、下落銘柄数は747。出来高は28億544万株、売買代金は8兆1,746億円。
米国株安とビットコイン急落を受け、日経平均は序盤に867円安で5万3,000円割れとなった。
その後はグローバル投資家が調整している韓国株から日本株に資金シフトするのではないかという期待や、衆院選で自民党が圧勝し、参議院で否決された法案を再可決できる3分の2(310議席)に届くかどうかが焦点という情勢で、後場寄りは430円高となった。
トヨタの2時の決算発表を控え、様子見姿勢となった場面もあったが、日経平均は本日の高値で取引を終えた。
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