2月27日(金)のマーケット
2月26日の米国株式市場でNYダウはもみ合い、ナスダックは反落した。エヌビディアは好決算だったがAIバブルに対する懸念で売られた。現在のAI投資は半導体の高騰やデータセンターの建設費用で巨額となっているが、投資資金を回収することができるのか。また、AI半導体は競合の台頭でエヌビディアが今後も支配的な地位を維持し続けることができるのかと警戒する見方もある。アプライド・マテリアルズやマイクロン・テクノロジーも安い。NYダウは前日比17ドル(0.03%)高の49,499ドル。NASDAQ総合指数は前日比273ポイント(1.18%)安の22,878。S&P500指数は前日比37ポイント(0.54%)安の6,908。
米国でエヌビディアが下落したため、日本でも半導体関連やフジクラなどデータセンター関連が売られ、日経平均は一時622円安。ただ、TOPIXは寄り付きこそ安かったが、プライム市場全体では上昇銘柄数が多かったことからすぐに上昇に転じた。日経平均も11時以降は下げ幅を縮め、後場は小幅高に。住友鉱山とDOWAは大和証券による目標株価の引き上げで大幅高。ユニチカが大幅続伸。大成建設が2万円に乗せた。楽天銀行は大幅続落。
スタンダード市場では、電線のJMACSが大幅続伸。タカノは「干渉光学技術」で再び買われた。Abalanceは不適切会計処理に関する検証報告書を発表し、新経営体制構築に向けた人選を進めると報告したことで買われた。AIメカテックと日本電子材料は続落。精工技研は3日続落。
グロース市場では、Chordiaが臨床試験で複数の用法と用量の選択肢を検討する拡大コホートを実施することでストップ高。ヘリオスは急性呼吸窮迫症候群(ARDS)向けでの申請を予想したSBI証券が目標株価を引き上げた。WelbyはTISとの業務提携でストップ高。海帆は反落。
日足チャート上では、長めの下ヒゲを伴う陽線。5万8000円割れ近くまで売られたが、徐々に買い戻されて陽線で大引けとなった。今週は連休明けから全勝の4連騰で大幅上昇となり週末を迎えた。週足では、上ヒゲを伴う大陽線。6万円の大台も射程圏に入ってきた。月足でも大陽線を示現。月間の上昇幅は5527円で月間上昇率は10.3%と急伸展開の2月となった。
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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。いよいよ3 月相場が始まります。直前の2月末には日経平均が59,000円の大台にタッチしました。警戒された国内長期金利の上昇も収まりつつあります。
企業収益の好転と国内外の機関投資家による旺盛な買い意欲の持続によって、3月も株式市場は力強い上昇トレンドを維持すると見られます。リスク要因を挙げればキリがないくらいですが、強いてひとつ挙げれば中東情勢の激変による原油価格の上昇でしょうか。
予想をはるかに上回る株価上昇の原動力は、やはり政治面での安定に帰着するでしょう。先の衆院で高市政権が強固な政治基盤を得たことは、政策実行の確率を間違いなく上昇させています。
それが日本の株式市場のリスクプレミアムを引き下げる方向に作用しており、現在の株高を演出しているはずです。リスクプレミアムが低下すると、機関投資家の間ではリスク資産への投資意欲が高まり、株価は割高な水準まで買われやすくなります。
AI・半導体、防衛、エネルギー安全保障など、物色対象としての政策テーマに資金流入が継続しやすい状況がしばらくは続きそうです。高市政権は設備投資を重視する傾向が他の政権より強いため、電力インフラ、建設、機械、テクノロジー、素材セクターの物色が強まると見られます。
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注目記事 Pick up
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【期末接近 株主還元が手掛かりに】
日本証券新聞 3月2日(月)紙面1面TOP記事掲載
総還元利回りに注目 日本郵船、丸井Gなど6銘柄 マネックス・吉野氏
2月27日の東京市場は、前日の米市場でエヌビディアの好決算にもかかわらずAI相場への懸念は残り、ナスダックが3日ぶりに反落した影響で、ハイテク株がさえなかったが、日経平均株価は、小幅高で4日続伸。ここまで急ピッチに上昇してきた過熱感への警戒も出ているなか、中長期的視点に立つと、高配当株は選択肢の一つだ。さらに、マネックス証券の吉野貴晶チーフ・マーケット・アナリストは、配当利回りに自社株買いを加えた、総還元利回りに注目することを提案している。3月期決算企業の3月27日の権利付き最終日に向けて、注目が集まりそうだ。
東証のガバナンス改革を受けて、株主還元を強化する企業が増えており、自社株買いが記録的なペースで行われている。株価上昇の重要な要因となっている。吉野氏は、株主にとって現金として直接受け取る配当、株価上昇を通じて享受するリターンである自社株価の二本柱を合わせた投資戦略を提唱した。
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今日の市況概況
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2月27日(金)☆[概況/大引け] 
後場は小幅高に持ち直した
大引けの日経平均は96円高の5万8,850円、TOPIXは58ポイント高の3,938ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,428、下落銘柄数は147。出来高は31億818万株、売買代金は9兆9,030億円。
米国でエヌビディアが下落したため、日本でもアドバンテストなど半導体関連やフジクラなどデータセンター関連が売られ、日経平均は一時622円安の5万8,130円となった。
ただ、TOPIXは寄り付きこそ値下がりしたものの、プライム市場全体では上昇銘柄数が多かったことからすぐに上昇に転じた。日経平均も11時以降は下げ幅を縮め、後場は小幅高となった。
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