3月9日(月)のマーケット
3月6日の米国株式市場は続落。2月の雇用統計で非農業部門雇用者数が9万2千人減少した。市場予想は5万5千人の増加だった。WTI原油先物が一時1バレル=92ドル台となったことも影響し、NYダウは一時945ドル安。トランプ大統領が「イランとの合意は無条件降伏以外にはありえない」と主張したことで、決着が長引くと警戒された。クウェートが一部油田で減産を開始したことも原油高要因。原油が国内に滞留し、貯蔵スペースが残りわずかになったため。アプライドマテリアルズやラムリサーチなどの半導体製造装置が売られた。投資銀行のジェフリーズ・ファイナンシャル・グループは、地銀のウェスタン・アライアンスから提訴されたことで急落した。破産した自動車部品メーカーのファースト・ブランズ・グループに関連する融資のために、支払うべき1億2,640万ドルの支払いを完了しなかったと主張している。NYダウは前日比453ドル(0.95%)安の47,501ドル。NASDAQ総合指数は前日比361ポイント(1.59%)安の22,387。S&P500指数は前日比90ポイント(1.33%)安の6,740。
時間外取引で原油先物が一時1バレル=119ドルとなり、日経平均は一時5万2000円割れ。その後、英FT紙がG7は石油備蓄の共同放出協議へと報じ、原油先物は上げ幅を縮め、日経平均は下げ幅を縮めた。オラクルとオープンAIがデータセンター拡張計画を取りやめと報じられ、キオクシアやアドバンテスト、フジクラ、SBGなどは大幅安。ロームは続伸。JDIは、政府が対米投融資の新たな候補として米国での最先端ディスプレー工場の運営打診で大幅高。
スタンダード市場では、AIメカテックや精工技研が大幅反落。中東情勢の悪化で千代田化工建設も売られた。日本電子材料やテラプローブが大幅安。一方、バルブの日本ギアは「対米投融資第2弾候補に原発」報道で4日続伸。共栄タンカーが大幅反発。東映アニメが続伸となった。
グロース市場では、GNIが反落、パワーエックスは続落。トライアルが売られた。衛星関連のアストロスケールやアクセルスペース、Synsの下げが大きい。オキサイドは量子コンピューターに使うレーザー光源市場に本格参入すると報じられ急騰した。ブレインズテクは2日連続ストップ高。
日足チャート上では、長い下ヒゲを伴う大陰線。下値はちょうどボリンジャーバンドのマイナス2シグマ(5万2400円)近辺で下げ止まり、一目均衡表の雲の上限(5万2497円)で踏み止まった形。一時は4200円幅の急落となったが、大引けにかけては買戻しが入り2800円安まで戻した。明日以降の戻しに期待したいところ。
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注目記事 Pick up
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【日経平均 一時4,200円安】
日本証券新聞3月10日(火)紙面1面記事掲載
イラン 最高指導者に対米強硬派 原油急騰でリスク・オフ再加速
週明け9日の東京市場ではイラン情勢を巡り、リスク・オフの流れが再加速、日経平均株価は前日比4,213.18円(8.19%)安の5万1,407.66円まで下落する場面があった。為替市場では1ドル=158円台とおよそ1カ月半ぶりの水準まで円安が進んだほか、債券も売られ長期金利が上昇するなどトリプル安に。
9日のイランで、殺害されたハメネイ師に代わる最高指導者に対米強硬派とされる同氏次男のモジタバ・ハメネイ師が選出された。米国・イスラエルとの戦争が早期に終結するとの期待が遠のき、原油価格が急騰。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物価格は時間外取引で1バレル=119.48ドルと前日比31%超の急騰。エネルギー価格の上昇による世界景気への懸念から、時間外取引でNYダウ、S&P500などが2%を超える下落に。6日発表の12月米雇用統計が予想に反し前月比で減少となったこともあり、景気の減速と物価上昇が同時に進むスタグフレーションに対する懸念も浮上した。
原油高に加え、AIインフラ整備に対する懸念も下げを加速する要因となった。
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今日の市況概況
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3月9日(月)☆[概況/大引け]
2892円安。G7の石油備蓄の共同放出協議へで下げ幅を縮めた

大引けの日経平均は2,892円安の5万2,728円、TOPIXは141ポイント安の3,575ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は146、下落銘柄数は1,429ポイント。出来高は36億8,477万株、売買代金は9兆6,756億円。
イランは新たな最高指導者に、殺害されたハメネイ師の次男モジタバ師を選出した。
強硬派と見られているので、米国の停戦交渉は難航するという見方や、イランのペゼシュキアン大統領も「無条件降伏はあり得ない」と発言したため、NY原油先物は一時1バレル=119ドル台となった。
原油価格の急騰を受け、日経平均は一時4,213円安の5万1,407円となった。
その後、英フィナンシャルタイムズが、G7は石油備蓄の共同放出を協議へと報じた。
NY原油先物は時間外取引で、一時1バレル=119ドル台から106ドル台に上げ幅を縮めたため、日経平均も下げ幅を縮めた。
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