3月10日(火)のマーケット
3月9日の米国株式市場は反発。トランプ大統領が「戦争はほぼ終わったと思う。予定よりもかなり早い」「彼らには海軍も通信網も空軍もない。ミサイルは散り散りで、無人機も至る所で撃墜されている。製造施設も同様だ」と述べたことで買いが入った。エヌビディアやブロードコム、マイクロン・テクノロジー、サンディスクが買われた。ヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルスが大幅高。2月にデンマーク製薬大手のノボ・ノルディスクは、米遠隔医療サービスのヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルスを特許侵害で提訴した。ノボの肥満症治療薬「ウゴービ」の調剤配合薬をヒムズが販売しようとしたことを巡り、裁判所に販売禁止と損害賠償を求めた。しかし、ノボ・ノルディスクが3月9日に販売で提携することを発表した。NYダウは前日比239ドル(0.50%)高の47,740ドル。NASDAQ総合指数は前日比308ポイント(1.38%)高の22,695。S&P500指数は前日比55ポイント(0.83%)高の6,795。
トランプ大統領がイランとの戦いは間もなく終結する見通しを示し、原油反落、日経平均は一時1966円高。だが、イランの革命防衛隊は抗戦を表明したため上げ幅を縮めた。来週のエヌビディアのカンファレンスを控え、光電融合の先端技術のCPOが注目され、光変調器の古河電工や住友電工が大幅高。レーザーテックは新製品の受注拡大に期待したGS証券が投資判断を引き上げたため急騰。半面、ラクスやSansanなどSaaS関連は安い。
スタンダード市場では、三井住建道路は三井住友建設が完全子会社化を発表しストップ高。日本精密がストップ高。サンコールは米国子会社が光通信コネクタ新ライセンスを取得したと発表しストップ高。PATHは子会社が「フィジカルAI自動培養ロボット」を共同開発することで買われた。日本ギアは反落。。
グロース市場では、オキサイドが4日続伸。3Dマトリックスが反発。ブレインズテクは大幅高を継続。ロボペイは株主優待制度の導入を発表したことで買われた。セレンディップやサスメドが買われた。グリーンモンスターやフリーは反落。FFRIセキュリティが売られた。
日足チャート上では、上ヒゲを伴う陽線。寄付き後が安値となり、上値を伸ばした。昨日の急落幅の半分以上を戻し、5万4000円台を回復して、ボリンジャーバンドのマイナス1シグマ(5万4329円)まで戻す形となった。急降下する5日移動平均線(5万4424円)が目前となった。
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注目記事 Pick up
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【9日で底入れか、そしてトランプ氏の真意は?】
日本証券新聞3月11日(水)紙面1面記事掲載
大和証券 木野内栄治氏に聞く
「戦争はほぼ終結したと思う」…唐突なトランプ大統領発言に、日経平均は前日の「2,892.12円安」から一転、「1,519.67円高」の急反発。とはいえ、まだまだ油断はできない。何せ相手はトランプ氏、いつ手のひら返しがあるかは誰にも分からない。波乱相場で聞くならやはりこの人、大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリスト(写真)だ。先日発表された「日経ヴェリタス・アナリストランキング」のテクニカル分析部門では7年連続22回目のトップに立つ(8.2%差で2位転落した2019年がなければ、22年連続だった…)。また、2023年大発会に出したレポートで「足元陰の極。7月3万4,000円も」としたが、実際に同年は発会安値で、7月3日に3万3753・33円で年間高値形成となったことは今も語り草だ。ちなみに、今回電話インタビューしたのは、急落渦中で誰もが意気消沈していた9日引け後。決して10日反騰を見ての“上がれば強気(あるいは年中強気)派”ではないことを確認しておきたい。
――9日朝発行のレポートで「SQ週月曜日(つまり本日)が底になりやすい」としていたが。
「足元で日経平均VI(日本版“恐怖指数”)が急上昇しており、9日は66.65まであって57.00で引けた。『令和のブラックマンデー』と呼ばれた24年8月5日の70.69や、トランプ関税ショックの昨年4月7日の58.39に匹敵する水準だ。そして過去2回はいずれもSQ週の月曜日で、大底形成している。日経平均VIが急上昇したのはプットオプション(売る権利)が買われたためで、週末のSQ算出日に向けて巻き戻しによる先物買いなどが生じやすい。仮に、ここで相場反転とならなくとも、騰落レシオがボトムを付ける4月上旬には底が入るとみている」
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今日の市況概況
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3月10日(火)☆[概況/大引け]
1519円高。トランプ大統領は「戦闘はほぼ終結したと思う」

大引けの日経平均は1,519円高の5万4,248円、TOPIXは88ポイント高の3,664ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,432、下落銘柄数は148。出来高は28億568万株、売買代金は7兆7,116億円。
トランプ大統領は「戦闘はほぼ終結したと思う。イランには海軍も通信網も、空軍もない」と述べたため、原油価格が反落し、日経平均は一時1,966円高となった。
だが、イランの革命防衛隊は抗戦を表明したため上げ幅を縮めた。
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