10月15日(木)のマーケット
10月14日のNYダウは続落、ナスダックは3日続落。9月の消費者物価指数が前年同月比3.7%上昇し、8月の3.4%上昇から拡大し、市場予想の3.6%上昇も上回った。早期利上げ観測が警戒された。高金利がAI投資の制約になるとの懸念で、エヌビディアなどが売られた。ブロードコムのCEOが12日にAI投資について、「多くの投資家は、自分が何に投資しているのか全く分かっていない」とし、投資家は「非常に極端な期待を抱いた末に、まるでカジノにいるようなものだと気付く」と語った。こうした発言も影響し、フィラデルフィア半導体株指数は6日続落。ASMLはアムステルダム市場では反発したが、ナスダック市場のADR(米国預託証券)は3日続落。AIクラウド企業のコアウィーブが急落。D.A.ダビッドソンのアナリストがAIブームが失速すれば同社の株価はゼロになりかねないと警告した。コアウィーブは約9%の金利で資金を調達しているものの、投資によるリターンはわずか1%にとどまると推定している。NYダウは前日比48ドル(0.09%)安の51,621ドル。NASDAQ総合指数は前日比511ポイント(1.88%)安の26,692、S&P500指数は前日比86ポイント(1.11%)安の7,718。
米AIクラウド企業のコアウィーブの社債が急落したため、巨額なAI投資に対する資金回収リスクが警戒された。リスク・オフ姿勢からキオクシアやアドバンテストなど半導体関連の下げが大きく、日経平均は一時3651円安の6万4092円。安全資産として債券が買われたため金利は低下し、大手不動産株は買われた。中古車買取販売のIDOMは業績下方修正と株主優待制度の終了計画で急落した。住友ファーマはモルガン・スタンレーの格上げを好感。
スタンダード市場では、半導体関連のフェローテックやAIメカテック、テラプローブや日本電子材料、東洋合成が大幅安。一方、9日にエプソンと資本業務提携を発表したクラスターテクノロジーは3日続伸。東洋電機製造は通期一転増益予想と配当予想を上方修正しストップ高。
グロース市場では、サイバートラストなどのサイバーセキュリティ関連が売られた。VRAINは上期決算が計画を上回ったが第2四半期の受注残や第1四半期に比べて低下したためストップ安。ELEMENTSはパスキー認証の拡大で四半期売上が過去最高となり大幅高。
日足チャート上では、大陰線。大きくギャップダウンから25日移動平均線(6万6483円)を下抜けて、下げ幅を拡大。一目均衡表の雲の下限も突き抜けて、6万5000円割れ水準まで急落となった。7万円超えから6日続落で、一気に6万4000円台までの値幅調整となった。下値はボリンジャーバンドのマイナス1シグマ(6万4314円)で下げ止まった形となったが、チャート形状は調整色が色濃くなった。
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【日経平均 1年10カ月ぶり「6連敗」のその後は?】
日本証券新聞10月16日(金)紙面1面記事掲載
2020年以降、過去5回の例をたどる
15日の日経平均は一時3,651.55円安。近年の価格水準上昇から4ケタ騰落も決して珍しくなくなったとはいえ、3,000円以上の下落となると、終値ベースでは過去3例(直近は最高値形成翌日の6月26日)しかないだけに、やはりインパクトは大きい。
米国市場における半導体関連などの崩れを受けた動きで、アドテスト、東エレク、SBG3銘柄合計の下落寄与度が2,149.28円となった。一方で、内需系ディフェンシブセクターなどプライム市場の上昇銘柄が564(36.3%)を数えるなど、必ずしも「全面的なリスク・オフ」といった状況ではない。
発端となったのは、14日発表の9月の米消費者物価指数(CPI)。コア指数が市場予想を上回り、「インフレ鎮静化シナリオ」に疑義を生じさせる失望的な結果となったため。第一ライフ資産運用研究所は15日付レポートで「CPIは厄介な結果 わからなくなってきた10月FOMC」とした。実際、先物市場の織り込む今月27~28日(米中間選挙前)の利上げ確率は前日の2割強から3割台に上昇。
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今日の市況概況
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10月15日(木)☆[概況/大引け]
ガートナーは2030年までにネオクラウドの8割は独立した事業運営を停止すると予測

大引けの日経平均は3,318円安の6万4,425円、TOPIXは97ポイント安の3,999ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は565、下落銘柄数は948。出来高は30億2,794万株、売買代金は10兆1,401億円。
米国のAIクラウド企業のコアウィーブの社債が急落した。
英フィナンシャルタイムズが、コアウィーブはデータセンターの拡充に向けた資金調達で、保険会社が抱える巨額の資本を融資に活用することを目論んでいると報じた。
これを受けて、市場では、金利が上昇しているので高金利で調達した巨額投資を実施しても投資資金を回収できるのか、融資を返済できるのかと警戒され、社債が急落した。
米調査会社ガートナーが「2030年までにネオクラウドの8割は独立した事業運営を停止すると予測」したことも不安視された。
エヌビディアはコアウィーブにGPUを供給しており、株主でもある。
コアウィーブの資金調達が停滞するとエヌビディア製品の購入も停滞することも心配された。
そのため、リスクオフ姿勢となり、キオクシアHDやアドバンテストなど半導体関連の下げが大きく、日経平均は一時3,651円安の6万4,092円となった。
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