TOP  NSJアップデート  IPO  新規上場紹介 セルム 4月6日 JASDAQ 企業の人材開発、組織開発支援
IPO2021年3月12日

新規上場紹介 セルム 4月6日 JASDAQ 企業の人材開発、組織開発支援

セルム(7367)が4月6日、JASDAQに新規上場する。

企業経営において重要度が高まる人材開発と組織開発に関し、顧客企業と長期間のパートナーシップに基づいて課題の解決に取り組んでいる。

グローバル化が進展する中、企業が競争優位性を確立して持続的に成長するには、「人材・組織基盤の強化」および「優れたリーダーの輩出」が不可欠だ。こうしたニーズに対して、セルムは企業経営やコンサルティングファームでの経験を有するプロフェッショナル人材と連携し、企業が抱える本質的な課題を特定。事業の進化や経営高度化に向けた支援を行っている。

コンサルティング会社の出身者、元大手企業の人事部門幹部、企業経営の経験者からなる1,200人超のパートナーのネットワークを保有。顧客企業個社の状況や課題のみならず、企業が望むスタイルや相性も考慮して、最適な人材開発の施策を提供している。

具体的なサービスは、①次期経営幹部人材の発掘、育成。②役員への経営メンタリング。③ミドルマネジメント革新。④人材開発体系の構築コンサルティング。⑤経営理念やビジョン浸透、企業風土改革支援。⑥ASEANや中国での人材開発支援。⑦内定から入社5年目までのキャリア開発。⑧障害がある人の雇用支援――など多岐にわたる。

顧客企業を売上高の規模別で見ると、5,000億円以上1兆円未満が40社、2,000億円以上5,000億円未満は35社となっており、継続して5年以上取引がある顧客からの売上高が約71%を占める。また、人事部門との取引をきっかけに、ほかのセクションやグループ法人に取引が広がる事例もある。

人材開発以外にコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)事業や、幼児向けバイリンガル英語教育事業も手掛けている。英語教育では語学力、思考力、生きる力を養うことを通じ、世界で通用するグローバルリーダー人材輩出を目指している。

2021年3月期業績は、売上高42億9,000万円(前期比19%減)、営業利益3億円(同50.2%減)を見込む。

概要

●事業内容=人材開発・組織開発事業
●本社=東京都渋谷区恵比寿1-19-19
●代表者=加島禎二代表取締役社長
●設立=2016年8月(実質上1995年12月)
●上場前資本金=1億1,652万円
●発行済み株式数=622万6,300株(上場時)
●筆頭株主=アイランドプラス(上場前18.05%)
●公募株式数=118万5,000株
●売出株式数=65万株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が27万5,200株)
●仮条件=3月17日に決定
●ブックビル期間=3月19日から25日まで
●引受証券=野村(主幹事)、みずほ、SMBC日興、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、エース、松井、楽天

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2019.3 5,561 646 74.78 0
2020.3 5,298 588 66.75 0
2021.3(予) 4,290 292 26.40 0
※単位100万円、1株利益は円

関連記事