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IPO2023年11月29日

新規上場紹介 早稲田学習研究会 12月22~28日 スタンダード 生徒第一主義の学習塾

早稲田学習研究会(5869)が12月22日から28日のいずれかの日(上場日の4営業日前までに決定予定)、スタンダードに新規上場する。

「生徒第一主義」を掲げ、質の高い授業を提供する学習塾を展開。1987年に現代表取締役会長で筆頭株主の吉原俊夫氏が群馬県太田市で「早稲田家庭教師センター」として創業。その後、北関東を中心に各地に進出。東京、群馬、埼玉、栃木の1都3県に59校舎(教室)を展開し、生徒数は1万7,248人に上る。質の高い教師陣や大型の郊外型校舎など快適な学習環境が強み。

事業はゼミ、ハイ、ファースト個別の3部門に分かれている。ゼミは売上高の74%を占める主力事業。小中学生対象の集団指導塾「W早稲田ゼミ」を運営。小学生には学力向上、中学生には高校受験対策を行う。正社員を中心とした優秀な教師による質の高い授業と、内申点対策、オリジナル教材の導入、無料補習事業、オンライン授業、担任制による進路相談などきめ細やかなサポート体制を提供している。

ハイ部門は高校生対象の集団指導塾「W早稲田ゼミハイスクール」を手掛ける。学習進路指導や生徒の通学する高校に準拠した定期テスト対策などを実施。「W早稲田ゼミ」卒塾生に高校準備講座を行い、そのまま継続して通えるようにしている。

ファースト個別部門は小、中、高校生対象の個別指導塾。1対1の質の高い授業を中心に、総力を挙げたサポート体制で差別化を実現している。

配当性向50%以上を目安に継続的かつ安定的な配当を実施しているのも特徴。2024年3月期の業績は売上高65億800万円(前期比6.5%増)、営業利益14億7,500万円(同19.9%増)を見込んでいる(HS)

概要

●事業内容=小学生・中学生・高校生を対象とする学習塾事業の経営
●本社=東京都中央区京橋1-6-11(最寄りの連絡場所は群馬県太田市浜町10-53)
●代表者=柳澤武志代表取締役社長
●設立=1993年1月
●上場前資本金=5,000万円
●発行済み株式数=1,021万1,250株(上場時)
●筆頭株主=吉原俊夫(上場前54.93%)
●公募株式数=15万株
●売出株式数=326万600株(ほかにオーバーアロットメントで51万1,500株)
●仮条件=12月4日から8日のいずれかの日に決定
●ブックビル期間=12月6日から12日、最長18日まで
●引受証券=野村(主幹事)、SMBC日興、岩井コスモ、大和、極東、SBI、楽天、岡三、松井

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2022.3 5,888 1,213 82.6 24.8(分割調整済)
2023.3 6,110 1,246 83.31 25(分割調整済)
2024.3(予) 6,508 1,458 106.72 52.8
※単位100万円、1株利益・配当は円

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