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IPO2022年9月7日

新規上場紹介 ポーターズ 9月29日 グロース 人材マッチングをクラウド支援

ポーターズ(5126)が9月29日、東証グロースに新規上場する。

人材紹介会社、労働者派遣会社など、人材マッチングサービスに携わる企業に向け、クラウド型マッチング総合管理システム「PORTERS」を提供している。

「人材を求める企業」と「仕事を求める人材」のマッチングの最適化を図るため、人材ビジネスでの業務プロセスの可視化や生産性向上、業務の自動化につなげる機能を備え、ユーザー単位の月額課金制で提供する。

履歴書、面談スケジュールの管理、内定書や請求書の作成など、求職者の管理に必要な関連工程をPORTERS上でマネジメントできる。また、企業担当者ごとの商談記録やスケジュールなど、受注につながるまでの全てのフローを管理できる。

システムはクラウド型のため、モバイルデバイスでどこでも簡単に情報を入力・参照でき、求人案件の社内共有も素早く行える。求人媒体や自社サイトとの自動連携が可能で、求人・求職者の情報を常に最新版にアップデートしながら一元管理することにより、効果的なマッチングにつなげている。

PORTERSのシステムは1IDから利用可能な、サブスクリプションモデルで提供。利用ID数を柔軟に設定できることにより、人材サービスに新規参入する企業から事業拡大を目指す中小規模の企業、業務効率化を進める大規模な企業まで、それぞれの事業ステージにフィットするシステムとなっている。データ移行や各種設定など、PORTERS導入時の支援サービスもある。

有料職業紹介事業、労働者派遣事業の市場は国内で拡大基調にあり、PORTERSの需要は堅調だ。前2021年12月期には営業人員の増強を図り、デジタルマーケティングの活用やポーターズマガジンの発行により潜在顧客へのアプローチに努めたほか、開発面ではPORTERSの機能を追加。売上高は前々期比7.7%増、営業利益は同47.6%増となり、有料ユーザーID数は約1万IDに増えた。22年12月期は売上高12億6,000万円(前期比14.5%増)、営業利益3億2,400万円(同46%増)と、大幅な増収増益を見込んでいる。

概要

●事業内容=人材業界向けクラウドサービスの提供
●本社=東京都港区赤坂8-5-34
●代表者=西森康二代表取締役社長
●設立=2001年8月
●上場前資本金=1,000万円
●発行済み株式数=155万株(上場時)
●筆頭株主=KAキャピタル(上場前45.85%)
●公募株式数=5万株
●売出株式数=36万株(このほかオーバーアロットメントで6万1,500株)
●仮条件=9月7日に決定
●ブックビル期間=9月9日から15日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、SBI

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2020.12 1,022 150 66.95
2021.12 1,100 230 101.76
2022.12(予) 1,260 304 139.62
単位100万円、1株利益は円

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