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IPO2023年11月28日

新規上場紹介 マーソ 12月21日 グロース 予防医療を切り口としたヘルスケアDX

マーソ(5619)が12月21日、グロースに新規上場する。

人間ドッグや各種がん検診の予約ポータルサイト「MRSO.jp」を中心としたヘルスケアプラットフォームの運営と、医療・行政・法人に対するバーティカルSaaSの提供を行っている。医療施設に対し、「MRSO.jp」の利用を通じたマーケティング機能と、医療施設向け人間ドッグ・健診WEB予約システム「MRS」を通じた業務効率化機能の2つを同時に提供することにより、医療施設の経営改善の促進を図るビジネスモデル。

「MRSO.jp」は2022年12月末現在で国公立病院、大手グループ病院からクリニックまで1,326の医療施設が提供する人間ドッグ・健診プランを掲載。「わたしに合わせた人間ドッグ予約」をコンセプトとしており、受診者は地域・路線、検査項目、受診希望日、金額、気になる病気や症状等から自身のニーズにマッチした提供施設・プランを比較・検討することが可能となっている。

受診者が「MRSO.jp」を通じて人間ドッグ・健診プランを予約後、医療施設で実際に受診した場合に、医療施設から受診金額に対して「MRSO.jp」のサービス利用料を収受する成果報酬型モデル。また、同サイト上にて医療施設の予約促進を可能とする広告掲載サービスを行っており、こちらは掲載医療施設への広告提供枠に応じて月額定額の広告掲載料を収受する定額報酬型モデルとなっている。

このほか、行政向けDX(デジタルトランスフォーメーション)サービスで住民健診WEB予約システム「MRSO住民健診」や新型コロナウイルス等のワクチン接種に関するWEB予約サービス「MRSOワクチン」、国・都道府県・企業や大学等の職域を中心に大規模接種や職域接種に利用されるワクチン接種WEB予約システムの提供も行っている。なお、今12月期以降の大規模接種等サービスについては、既に受注を受けたもの以外は計画に一切見込んでいない。(SS)

概要

●事業内容=人間ドッグ・健診のプラットフォーム「MRSO.jp」及び各種DX支援サービスの開発・運営など
●本社=東京都港区虎ノ門4-3-1
●代表者=西野恒五郎代表取締役社長
●設立=2015年2月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=353万1,250株(上場時)
●筆頭株主=西野恒五郎(上場前40.13%)
●公募株式数=7万5,000株
●売出株式数=69万4,100株(ほかにオーバーアロットメントで11万5,300株)
●仮条件=12月4日に決定
●ブックビル期間=12月6日から12日まで
●引受証券=SBI(主幹事)、野村、三菱UFJモルガン・スタンレー、SMBC日興、東海東京、松井

業績推移(単独)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2021.12 1,739 881 166.63
2022.12 2,251 996 167.59
2023.12(予) 1,815 579 116.18
※単位100万円、1株利益は円

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