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IPO2023年11月22日

新規上場紹介 ロココ 12月20~26日 スタンダード 高品質なITアウトソースやBPO

ロココ(5868)が12月20日から26日のいずれかの日(上場日の4営業日前までに決定予定)、スタンダード市場に新規上場する。

ITO&BPO、クラウドソリューション、海外事業の3つのセグメントになる。顧客企業のデジタル化に伴い、需要は高まっている。IT技術による様々なソリューションを提供し、高品質とセキュリティ、ニーズに沿った提案などが強み。

売上高の68%を占めるITO&BPO事業はIT人材の常駐によるアウトソースを行う「ITサービスマネジメント」、ITに限らずさまざまな業務に対応したコールセンターやBPOサービスなど「カスタマーコミュニケーション」、ライブチケットの配席管理などを行う「イベントサービス」からなる。

このうち、中心的存在の「ITサービスマネージメント」は関東圏、関西圏を中心に様々な業種をカバー。PC-LCM(パソコンの調達から廃棄までの管理)、インフラ・ネットワーク構築など幅広いサービスを提供しており、顧客ニーズに応えるため人材の正社員比率を高い水準に維持して、同一顧客と長期継続契約し、付加価値の高い提案へとつなげられることが特徴。

クラウドソリューション事業は米サービスナウ社やマイクロソフト社の製品の導入支援・運用保守、自社製品の勤怠システム「RocoTime」や顔認証システム「AUTH」の開発、販売を手掛けている。海外事業は開発エンジニアの確保とコスト効率化を目的として、中国とフィリピンのオフショア拠点で、開発・保守業務を行っている。

2023年12月期の売上高については72億300万円(前期比4%増)、営業利益4億8,300万円(同30.2%減)を見込んでいる。(HS)

概要

●事業内容=ITアウトソーシング・BPOサービスおよびシステム開発・保守・導入支援など
●本社=大阪市中央区西心斎橋2-1-5
●代表者=長谷川一彦代表取締役社長
●設立=1994年6月
●上場前資本金=6,650万円
●発行済み株式数=350万株(上場時)
●筆頭株主=株式会社イッシン(上場前46.16%)
●公募株式数=90万株
●売出株式数=45万株(ほかにオーバーアロットメントで20万2,500株)
●仮条件=11月30日から12月6日のいずれかの日に決定
●ブックビル期間=最短で12月4日から8日まで、最長14日まで
●引受証券=野村(主幹事)、みずほ、岩井コスモ、岡三、SBI、楽天、松井

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2021.12 6,304 408 124.13
2022.12 6,929 698 174.28
2023.12(予) 7,203 467 118.33
※単位100万円、1株利益は円

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