GMOコマース(410A)が9月25日、グロースに新規上場する。
GMOインターネットG(9449・P)の子会社。CX(顧客体験)向上ソリューションを通じて、あらゆる店舗の販促課題を解決するプラットフォームを提供。店舗販促のナンバーワンプラットフォーマー。小売り、飲食、アパレル、エンターテインメント業界などの中小から大手チェーンまで様々な業種、規模の店に、データとAIを活用したマーケティングサービスを提供している。
EC(電子商取引)と実店舗のマーケティング支援を目的として2012年に創立。ヤフー(現LINEヤフー、4689・P)と提携した。翌年にはオンラインの活動を通じて消費者を実店舗に誘導するマーケティングO2O(オンライン トゥー オフライン)領域へ事業を拡大。
デジタルマーケティングツールの導入や運用に不慣れな事業者へフルサポート支援を行う「GMOマーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)」、AIを搭載してLINE、インスタグラム、公式アプリなど複数チャネルから集まるデータを基に、顧客の嗜好に合わせたパーソナライズ配信を行ってCX向上で売り上げアップに直結するマーケティングを支援する「GMOマーケティングコネクト」など次々にサービスを提供している。外部からもサービスの評価は高く、LINEヤフーのパートナープログラムは唯一、2部門で3年連続受賞を果たしている。
24年12月末時点で、顧客は1万5,370店舗に上っている。SNS(交流サイト)黎明期からサービスを提供し、多数の実績、ノウハウがある先行者の優位性、店舗・企業単位で伴走を支援し、最適化するDX支援といった独自性に加え、初期投資がかかるため参入障壁が高いことが強みとなっている。
月額固定利用料によるストック収益が売上高の約7割を占めており、安定的な収益基盤を形成。このほか、店舗の顧客へのメッセージやメールなどの配信数に応じたトランザクション収益、サービス契約時や運用支援のカスタマイズサービス提供に発生する運用手数料などがある。今後もサービス強化と顧客基盤、新規事業拡大で成長を図る。
25年12月期の売上高は24億2,200万円(前期比22.1%増)、営業利益5億700万円(同45.4%増)を見込んでいる。(HS)
概要
●事業内容=店舗のCXの向上およびDX推進を支援するマーケティングプラットフォームなどの開発・提供
●本社=東京都渋谷区道玄坂1-2-3
●代表者=山名正人代表取締役社長
●設立=2012年11月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=516万4,800株(上場時)
●筆頭株主=GMOインターネットグループ株式会社(上場前91.67%)
●公募株式数=156万8,400株
●売出株式数=オーバーアロットメントで23万5,200株
●仮条件=9月5日に決定
●ブックビル期間=9月8日から12日まで
●引受証券=大和(主幹事)、SMBC日興、野村、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー
業績推移(単独)
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
2023.12 | 1,766 | 220 | 39.85 | 20.19 |
2024.12 | 1,983 | 351 | 60.68 | 33.62 |
2025.12(予) | 2,422 | 507 | 85.07 | 43.05 |
※単位100万円、1株利益・配当は円 |
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