TOP  NSJアップデート  IPO  新規上場紹介 HYUGA PRIMARY CARE 12月20日 マザーズ 在宅患者向け訪問薬局サービス
IPO2021年11月25日

新規上場紹介 HYUGA PRIMARY CARE 12月20日 マザーズ 在宅患者向け訪問薬局サービス

HYUGA PRIMARY CARE(7133)が12月20日、マザーズに新規上場する。

「24時間365日、自宅で療養できる社会インフラ」の構築を目指し、通院が困難な患者に処方薬を届ける在宅訪問薬局事業をはじめ、きらりプライム事業、ケアプラン事業、タイサポ事業を手掛けている。

主力の在宅訪問薬局事業は、薬剤師が患者の自宅や入居施設を訪問して調剤医薬品を提供するほか、服薬指導も行う在宅訪問サービスを提供。従来の門前型薬局の機能を一部残しつつ、要介護状態でも住み慣れた地域で暮らしたいとのニーズに応じる環境づくりを推進している。2018年には国家戦略特区の制度を活用して、全国で初めて保険診療内でのオンライン服薬指導を開始した。

主要な出店エリアである福岡市近郊を中心に西日本で23店舗、横浜市や千葉市など東日本に12店舗を展開。有料老人ホームなど高齢者向け施設と連携できる立地に出店することで、一般的な門前薬局と比べて1店舗当たり約7倍の薬を患者に届けている。

きらりプライム事業は19年2月にサービスを開始した。定期セミナーを通じて自社店舗以外の中小薬局に在宅訪問薬局運営のノウハウを提供するほか、自社で開発した住宅訪問支援情報システムである「ファムケア」の貸与、営業支援や実地による教育などを実施。21年9月末時点で、全国34都道府県の803事業者が加盟している。

22年3月期業績は、売上高57億8,400万円(前期比13.7%増)、経常利益は4億7,400万円(同89.3%増)を見込む。(NA)

概要

●事業内容=在宅患者向け訪問薬局サービス、中小薬局に対するノウハウ提供や情報システム貸与
●本社=福岡県春日市春日原北町2-2-1
●代表者=黒木哲史代表取締役社長
●設立=2007年11月
●上場前資本金=1億474万2,000円
●発行済み株式数=346万700株(上場時)
●筆頭株主=黒木哲史(上場前19.48%)
●公募株式数=5万株
●売出株式数=25万5,500株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が4万5,700株)
●仮条件=11月30日に決定
●ブックビル期間=12月2日から8日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、野村、SBI、いちよし、FFG

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2020.3 4,331 122 9.90 0
2021.3 5,086 250 28.99 0
2022.3(予) 5,784 474 96.52 0
※単位100万円、1株利益は円

関連記事