ZEALS(9255)が12月23日、マザーズに新規上場する。

チャットボットによる顧客エンゲージメントプラットフォームを展開する。顧客企業はLINEやFacebookメッセンジャー上で、利用者とチャットボットによって自動的に会話する。

自社で蓄積した大量の会話データで利用者の行動を分析し、双方向のマーケティングを実施。商品購入、会員登録など顧客企業の目的に合わせた最適なコミュニケーションの流れを設計する。チャットボットで利用者のニーズの聞き取りや不安解消などの接客体験を提供。商品購入以降も持続的な関係を構築し、利用者の離脱防止を図る。

コスメ、健康食品、人材など幅広い企業にサービスを提供。契約アカウント数245、登録ユーザー数240万人、累積蓄積会話数約5・5億回に上る。株主であるサイバーエージェント、電通グループなど約80社の代理店と提携。ZHDのベンチャーキャピタルも株主で、LINEと強固な関係を結んでいる。

2月にチャットボットを活用した自動車ディーラー向け入庫予約サービスを始めるなど、新規事業も展開している。

2022年3月期の業績は売上高18億5,900万円(前期比34.9%増)、営業損益12億1,700万円の赤字(前期は2億円の黒字)を見込んでいる。(HS)

●事業内容=チャットボットを活用した会話型広告サービス事業
●本社=東京都目黒区下目黒1-8-1
●代表者=清水正大代表取締役
●設立=2014年4月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=1,524万株(上場時)
●筆頭株主=清水正大(上場前32.75%)
●公募株式数=250万株
●売出株式数=491万2,800株(ほかにオーバーアロットメントで111万1,900株)
●仮条件=12月7日に決定
●ブックビル期間=12月8日から14日まで
●引受証券=大和、クレディスイス (共同主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、松井、楽天、マネックス