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コラム2022年3月7日

相場の福の神 真の成長企業はコレだ! (第67 回) ハイブリッドテクノロジーズ(4260・東マ)

エンジニア不足解決に力

まいど!「相場の福の神」こと藤本誠之です。年間300社を超える上場企業のトップにインタビューを行っていますが、本連載では、その中から厳選した「真の成長企業」をご紹介していきます。

ハイブリッド型開発サービス

東京都中央区新川に本社がある日本とベトナムを中心に500名程のエンジニアによって、顧客の要望に柔軟に対応可能なハイブリッド型開発サービスを提供するシステムインテグレータです。

日本&ベトナム

ハイブリッドテクノロジーズの代表取締役社長はベトナム人のチャン・バン・ミンさんであることから、日本でも約30名のベトナム人のITエンジニアが在籍しています。日本人のITエンジニアとタッグを組んで、顧客訪問を行い、システム開発の要件定義などの上流過程を行い、ベトナムの約400名のエンジニアがプログラミングなどの下流工程を担当します。同じベトナム人が指示することによって、意思疎通を密にして、ハイブリッド型開発サービスを提供しているのです。

国策

ベトナムの人口は約9,000万人ですが、平均年齢が若く、国策として工科系大学に注力して、数多くのITエンジニアを育成しています。工科系大学を卒業したITエンジニアの初任給は4万円程度で、豊富な人材を低コストで採用することが可能です。

新型コロナ禍

旅行・飲食系の顧客が相対的に多かったために、新型コロナ禍で大きな影響を受けました、しかし、新型コロナ禍で影響の少ない業種の顧客を獲得、復活しています。また、昨年12月に東証マザーズ市場に新規上場したことによって、認知度・知名度がUPし、数多くの引き合いが来ており、今後の受注増が期待できそうです。

(福の神ポイント) ハイブリッドテクノロジーズは、国策としてITエンジニアの育成を図っているベトナムの人材を上手く活用して、日本の企業の大きな経営課題であるITエンジニア不足を解決できる企業です。

新型コロナ禍で悪影響はありましたが、完全に復活。昨年12月に東証マザーズ市場に新規上場できて、認知度・知名度も向上し、顧客の引き合いが増加しています。今後、アフターコロナでは大活躍が期待できる企業です。

藤本誠之(ふじもとのぶゆき)=ラジオNIKKEIなど各種メディアでおなじみの証券アナリスト。財産ネット企業調査部長。阪神タイガースファン。オールアバウト株式ガイド。

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