作業服・関連用品の専門店ワークマン(7564・JQ)が840店舗（５月末時点）となり、国内店舗数がユニクロを越えたとのニュースを目にしました。もともと現場作業や工場作業向けの商品を中心に取り扱っているショップでしたが、飲食店の厨房(ちゅうぼう)などで履くためのコックシューズが、滑りにくく妊婦や子育て中のママにピッタリと、その普段使い出来るデザイン性も含めSNS(交流サイト)を中心に話題となりました。

最近では「ファッション誌編集者が本気でおすすめ【ワークマン】レディースアイテムはコレ!」や、「立ち仕事や外回り女子におすすめ【ワークマン】の疲れにくい神インソール」といったタイトルがファッションサイトを賑わすほど、ユニクロ、しまむらに続くプチプラ(プチプライス)ブランドとして注目を集めています。

これに伴い一般顧客向けに、日常使いの出来るファッション性の高い商品を集めた新業態「WORKMAN Plus」1号店を昨年9月にオープン。今月オープン予定の6店舗を合わせると、1年弱で21店舗と猛烈なスピードで出店を拡大しています。

実際にWORKMAN Plusに行った友人は、プチプラの特徴である「低価格」と「おしゃれ」だけでなく、プロも利用する「高品質」に感動して、この値段でこの品質ならばと、気付けばカゴの中がいっぱいになっていたと話してくれました。

2020年にはWORKMAN Plusを77店舗まで拡大させ、FC加盟店年商2億円目標とするワークマン。従来のプロ向け商品と並行して、一般顧客向け商品においても売り上げ拡大を継続していくことは出来るのか、今後の商品開発とともに注目しています。