先日取材で原宿を訪れた際、猛烈な暑さにも関わらず何本もの行列に遭遇。一体何に並んでいるのかとのぞいてみると、どの行列の先にもタピオカドリンク専門店がありました。うわさには聞いていましたが、ここまでの店舗の乱立、行列は想像をはるかに超えており、まさに激戦区とされる原宿～表参道間には約40店舗がひしめき合い、夏休みに入った今は、通常より多くの人でにぎわっているとのことでした。

今年の2月には日経MJの「入ってほしいテナントランキング飲食・食物販」において、スターバックスを抑え堂々1位にタピオカと言えばの台湾ティー専門店「Gong cha」が入るなど、盛り上がりを見せ続けているタピオカブーム。若者を中心に「タピる」「タピ活」などの言葉が生まれ、日々SNS(交流サイト)上でもにぎわいを見せています。

「挑戦はしたいものの、あの行列に並ぶのは…」と友人宅で話していると、まさかのタピオカミルクティーが登場。驚いていると、「冷凍インスタントタピオカ」(神戸物産、3038)を見せてくれました。お湯で30秒加熱するだけで、おなじみのブラックタピオカになり、あとはお好みのドリンクに入れるだけで完成。自宅で簡単に自分好みのタピオカドリンクが飲めると人気を集め、最近では販売している業務スーパーでの欠品が続き、定価275円(税抜)の商品がメルカリなどで2～3倍の価格で販売されている、と教えてくれました。

神戸物産の株価は堅調に推移し、7月31日には6,000円を突破。コンビニやスーパーのドリンクコーナーにも何種類ものタピオカドリンクが並んでいるこの「第三次タピオカブーム」は一体いつまで続くのか、神戸物産のチャートとともに注目しています。