最近よく耳にするサブスクリプション。月額で音楽や動画を視聴したり洋服をレンタルしたりと、製品やサービスを一定期間利用する権利に対して代金を支払うビジネスモデル。ここ数年で身近なサービスとなりましたが、続けざまにメガネ業界にもサブスクリプションサービスが登場したとの報道を目にしました。

メガネスーパー(ビジョナリーHD、9263・JQ)の「子ども安心プラン」は、小学6年生まで月額1,000円の定額制で、期間内であれば対象のフレームとレンズの中から何度でも特別価格で交換が出来るというサービス。先日まさに友人より、成長過程で仕方がないとはいえ、子供の急な視力の変化、フレームが合わなくなる、そしてすぐ壊してくる、なのに子供用のメガネが想像以上に高額で出費に頭を悩ませている、との嘆きを聞いたばかりでした。

本来は子供の成長に合わせて、半年に一度程度の頻度で適切なレンズに変える事が推奨されているそうなのですが、実際には2年に一度程度になっているのが現状とのこと(メガネスーパー調べ)。そんな中、「子ども安心プラン」開始直後となる7月の子供向けメガネ販売件数は前年比1.5倍に増加。悩める親から一定の支持を得たと言えそうです。

累計1,000万人を超える顧客情報に基づいた経験と知識、52に及ぶ検査項目での緻密(ちみつ)な視力検査が可能なトータルアイプレミアムコースなどに代表される技術水準の高さと丁寧さで他競業とは一線を画し、4月期も増収増益としたメガネスーパー。今後メガネ業界でも台頭が予想されるサブスクリプションサービスにおいても、眼の健康寿命を延ばすアイケアカンパニーとして頭角を現すのか、注目しています。