東京も梅雨入りし、日に日に増す蒸し暑さにマスクの下はこもる熱で汗だくとなり「夏のマスク着用による熱中症の危険性」を早くも実感しています。これは早急に対策を打たねばと調べていると、各メーカーから夏マスクが販売されていることを知りました。

ミズノ(8022)では水着や陸上ウエアで採用している「2Wayストレッチトリコット素材」を採用した「マウスカバー」を2万枚限定で販売。伸縮性に優れ着用負担がなく、速乾性による蒸れの少なさ、通気性の良さが注目され即日完売。追加の5万枚オンライン抽選販売も想定以上のアクセスが集中し、抽選サイトがダウンするほどの人気を集めています。同じくスポーツ用品を扱うヨネックス(7906・2部)も、汗に反応して熱を吸収する、植物由来キシリトールを生地に配合した独自涼感素材「ベリークール」採用の「スポーツフェイスマスク」を数量限定で販売すると発表。ショールームでの1,000枚抽選販売のほか、15日にオンライン先着予約販売として2,500セット(1万枚)を販売予定としていますが、SNS(交流サイト)上ではその注目度の高さから早くもサーバーダウンが予想されています。

そのほかにも紳士服のコナカ(7494)から吸汗速乾素材を用いたワイシャツ素材の「洗える立体マスク」が発売されたり、無印良品(良品計画、7453)からオーガニックコットン素材に抗菌防臭加工をした夏素材の布マスクが、ユニクロ(ファーストリテイリング、9983)から東レ(3402)が提供する機能性商品「エアリズム」を利用したマスクの販売が予定されていたりと、各社強みを生かした夏マスクを展開しています。

マスクと言えば使い捨てマスク一択だったこれまでと異なり、様々な洗える高機能マスクが台頭し需要が伸びる中で、今後バランスよく供給させるメーカーは現れるのか。エアリズムファンとしてはユニクロの夏マスク発売日とともに注目しています。