緊急事態宣言中にSNS(交流サイト)上でよく見かけたホットクック。その正体は食材を切って入れるだけで美味しい料理ができるという夢のような無水自動調理鍋「ヘルシオホットクック(シャープ、6753)」でした。今回の巣ごもり生活をきっかけに購入した人が増えたようで、SNS上には「もっと早く購入しておけば良かった」「手間なく美味しい」と言った声が上がっていました。

かくいう私も先日友人宅でホットクックと対面。実際に使っているのを見せてもらったのですが、画面でメニューを選択し、切った食材と調味料を入れてスイッチを押すだけ。かきまぜや、火加減もすべて自動でコントロールされるそうで、その日彼女は無水カレーを作ってくれたのですが、キッチンに立っていた時間は食材を切っていた5分程度でした。出来上がりを頂くと、無水調理ということで野菜のうまみがしっかり感じられ、お肉もトロトロ、もちろん焦げ付きなどもなく美味。これなら私にも出来る、と即座に購入検討に入りました。

子育て真最中の友人は、野菜の無水ゆでなど離乳食づくりにも利用しているそうで、材料を入れさえすれば後は子供との時間を過ごせるので心身ともに余裕ができたと話していました。そのほかにも、朝セットすれば、帰宅時には調理が完成している予約調理や、調理履歴から、使うほどに好みを学習してくれ、ライフスタイや嗜好(しこう)にあったメニューを提案してくれるクラウドサービス『COCORO KITCHEN』など、忙しい日々における自炊サポート機能に「もう手放せない」と熱弁していました。

2019年度末には販売台数累計27万台を突破、今年1～3月は前年比で約2.5倍、4月は3倍以上の売れ行きを見せているホットクック。シャープが掲げる、ホットクックを家庭の必需品化し23年度に累計販売100万台を目指すという目標は達成するのか、注目しています。