TOP  NSJアップデート  コラム  竹中三佳の株Catch one’s eye Part.328 さらばハンコ文化! 時代は電子契約に
コラム2020年6月26日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.328 さらばハンコ文化! 時代は電子契約に

先日聞いた友人の話で耳を疑ったのが、「在宅勤務だが週に一度押印しに出勤している」というものでした。以前国の施設で働いていた際に、様々な役職の人たちの押印を集めて回らなくてはならず、一つの書類を完成させるのにかなりの時間を要した苦い思い出がよみがえり、あれから10年経った今でも日本は変わらずハンコ文化なのかと衝撃を覚えました。

そんな中、今回の在宅勤務の増加をきっかけに耳にする様になったのが電子契約。従来の紙の契約書に代わり、電子データ(PDF)に電子署名で締結する契約を指します。サービスを展開する様々な企業が収入印紙税削減や事務効率化、コンプライアンス強化などのメリットをうたう中で、特に気になったのが弁護士ドットコム(6027・東マ)のウェブ完結型のクラウド契約「クラウドサイン」でした。

弁護士監修の日本の法律に特化した電子契約サービスとしてみずほ銀行など既に8万社以上が導入。累計契約送信件数は200万件を突破。契約作業をパソコンだけで完結させられるスピード感、利便性はもちろんのこと、何より法のプロ集団のサービスということによる信頼、安心感はかなりの強みとなっているようです。

様々な企業とのコラボも行われており、先日行われたカナミック(3939)との業務提携の発表は好意的に受け取られ上場来高値を記録。そのほかにも契約書は必ずしも押印が必要ではないとの見解を示した政府発表や、コロナ後も増加しそうな在宅勤務への移行などの追い風が吹く中で、クラウドサインは電子契約を日本のニューノーマルとすることが出来るのか、売り上げへの寄与度とともに注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

関連記事