ここ数年毎年ハワイに行っているのですが、5年ほど前に初めて遭遇したのが「KOMBUCHA」。その時は緑茶、抹茶に続き昆布茶も流行っているのか程度の認識でした。ところが2～3年経って再びKOMBUCHAを見かけてビックリ。様々なフレーバーのKOMBUCHAが10種類ほど所狭しと陳列されているではないですか。その後SNS(交流サイト)上でもKOMBUCHAを目にするようになり、よくよく調べてみると、お茶に砂糖を加え、酵母と酢酸菌で発酵させた発酵飲料のことで、実は40年ほど前に日本で「紅茶きのこ」として大流行したとのこと。

米国では乳酸菌、酢酸菌、酵素、ポリフェノール、アミノ酸、などの栄養素を含むデトックス飲料として、美容と健康に敏感な人たちを中心に注目が集まり、その人気の高さは2016年～18年の炭酸飲料売り上げが0.5%に対して、KOMBUCHAは174%増という調査結果に表れています。

そんなKOMBUCHAを先日ついにファミリーマートで発見。「KOMBUCHA(アサヒ飲料=アサヒグループホールディングス、2502)」はレモン、リンゴの混合果汁に、KOMBUCHAエキスとリンゴ、マンゴーを発酵させた発酵果汁を加えた、香料無添加55%混合果汁入り炭酸飲料。ハワイで初めて飲んだ時にはそのクセの強さにギブアップしてしまいましたが、これはフルーツティーのような果実感が感じられ、かなり飲みやすい。この味なら美味しく続けられると翌日同店に行くとまさかの売り切れ。実はファミマ数量限定発売だということが判明し、その後ファミマに行く度探し続けていますが、いまだに入手出来ていません。

20年には世界で2,000億円規模に、24年には5,600億円規模に達すると予測されているKOMBUCHA市場。名を変え再上陸を果たしたKOMBUCHAは国内で再び人気を集め市場拡大の一助を担うことができるのか。今後の飲料メーカーの動きとともに注目しています。