せっかくの夏休みも、都外に出ることを躊躇(ちゅうちょ)してしまう今日このごろ。自然に触れたい、温泉に行きたい、そんな欲求をむくむくと膨らませている私に、サウナ好きの友人から朗報が届きました。小田急小田原線の東北沢駅から世田谷代田駅間までの1.7キロメートルにわたる新たな開発エリア「下北線路街」のひとつとして、小田急線世田谷代田駅に隣接する敷地に、9月28日温泉旅館「由縁別邸 代田」がオープンするというもの。

地上3階建てで客室は板間、畳間、窓際の広縁で構成された7タイプ全35室、1階には露天風呂付き客室もあります。飲食施設としては、日本各地の旬の味と利酒師が厳選した酒を提供する「割烹 月かげ」、お茶にこだわり、湯上がりや、夜にはBAR利用も可能な「茶寮 月かげ」が設けられ、大浴場の露天風呂には箱根の自家源泉から温泉が運ばれ、女湯にはオリジナルアロマのミストサウナを、男湯にはドライサウナと水風呂を併設。10月12日以降は飲食とのセットプランで、日帰り客の利用も可能予定とのこと。友人はこの情報をサウナ仲間から聞いたそうです。

価格も部屋タイプや食事の有無により幅広く設定され、私は少しお得に設定された「都民限定開業記念プラン・夕朝食付」を利用すべく、スケジュール帳と予約ページを見比べにらめっこしています。キッザニア東京をはじめ、MUJI HOTEL BEIJING、MUJI HOTEL GINZAなど、注目施設を次々と展開させている小田急グループ(小田急電鉄、9007)が手掛ける今回の「由縁別邸 代田」。新宿や渋谷駅から数駅で、山里の温泉地に来たような安らぎを感じられる温泉旅館は「下北線路街」における集客の起爆剤となれるのか注目しています。