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コラム2020年9月25日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.339 便利さが魅力! マンガアプリ

無類の漫画好きだった私は「りぼん」に始まり、多い時には月に11冊の漫画雑誌にプラスして複数の単行本を購入していました。実家を出てからはスペースの問題もあり、愛する「ONE PIECE」の単行本のみの購入となっていました。

そんな漫画不足の中、コロナ禍で暇を持て余した私に飛び込んできたのが、SNS(交流サイト)上の広告に表示された「マンガアプリ」でした。その名の通りスマートフォンやタブレット型端末などで漫画が閲覧できるアプリ。最近CMでもよく見かけていましたが、現在多くのマンガアプリがリリースされ、国内マンガアプリNo.1のLINEマンガ(LINE、3938)が8月に国内累計ダウンロード数3,000万を突破するなど人気を集めています。

出版社系のものから、IT企業が運営するもの、オリジナルコンテンツに注力しているものなどアプリの特徴は様々。どのアプリをダウンロードしようかと迷っていると、既にマンガアプリデビューしていた妹が、普段利用しているワイモバイルとヤフーカードで貯まったpaypayボーナス(ポイント)残高が利用できる、同じyahoo系列のebookをダウンロードしていると教えてくれました。1冊無料で読んだ作品の続きがあまりに気になり、まんまと最終巻の14巻まで課金購入してしまったそう。妹いわく、好きな時間にスマホで手軽にどこでも読めてしまう便利さと、現金でなく貯めたポイントを利用するというマインドが課金へのハードルを下げるのだと熱弁していました。

2019年度の電子コミック市場規模は前年度から602億円増加の2,989億円、それに伴い19年度のマンガアプリ広告市場規模は210億円、20年度は1.3倍の270億円程度に達すると予測されています。今回のコロナ禍で新規ユーザーの増加も期待できる電子コミック市場において、不動のマンガアプリ1位のLINEマンガを追い抜くアプリは出てくるのか、各アプリの動向に注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

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