先日SNS(交流サイト)で「ナチュラルローソンで洗剤量り売りを試してきた」との友人の投稿を目にしました。コンビニで洗剤の量り売り? とにわかに信じ難く検索すると、ローソン(2651)がプラスチック削減の取り組みの一つとして、ナチュラルローソンの直営2店舗で、洗剤の量り売りの実験を開始していると知りました。

マイボトル、もしくは店舗に用意された無料の容器3種類を用い、専用のはかりで必要な量・価格を確認しながら商品を充てん。充てん後に発行されるシールを容器に貼りレジで代金を精算するセルフ形式で、カテゴリーは食器用洗剤、洗濯用洗剤、デリケート用洗剤、柔軟剤の4種類。自然由来の原材料を利用したニュージーランドのナチュラルデイリーケアブランド「ecostore」が採用されており、価格設定は100グラム70～110円となっています。

SNS投稿していた友人は、食器用洗剤を購入したそうですが、自分の必要な分だけ購入でき、使用感も油汚れをしっかり落としてくれるのに手肌に驚くほど優しく、この品質で地球環境にも配慮出来るのであればと、今後も使い続けることを決めたと言っていました。無印良品(良品計画、7453)では7月から店内に設置された給水機で、誰でもマイボトルに無料で飲料水を詰めることができるサービス「自分で詰める水」をスタート。持続可能な社会への第一歩としてまずは1日1本でも空のペットボトルを減らすことを目標に2020年度内には、日本国内約400店舗への設置を予定しています。

SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む企業も増え、消費者の意識も高まりを見せる中で、無理なく便利で環境にも貢献できるというサービスを生み出すことは、ブランドイメージの向上、差別化などの観点からも今後より必要とされてくるのではないか、と各社の動向に注目しています。