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コラム2020年10月23日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.343 劇場版「鬼滅の刃」記録的大ヒット

無類の映画好きな友人がSNS(交流サイト)に16日より公開されている劇場版「鬼滅の刃」無限列車編について連続投稿。内容は、TOHOシネマズ新宿における1日42回の異例上映や、先着450万人配布特典描きおろし漫画が劇場によって上映3日目にして配布終了していること、先着250万部の塗り絵は配布終了により入手できなかった、など、どれも劇場版「鬼滅の刃」の人気を表すものでした。

「鬼滅の刃」は、5月まで週刊少年ジャンプで連載していた漫画が原作で、単行本累計発行部数1億部を突破する人気作。昨年放送されたテレビアニメが人気に拍車を掛け、社会現象化。様々な企業がコラボし、最近では鬼滅商品を見ない日はありません。

映画は全国403館で封切りされ、初日16日(金)の興行成績が平日における日本国内で公開された映画の興行収入・動員の歴代1位、また、17日(土)・18日(日)も同じく、土日における日本国内で公開された映画の興行収入・動員歴代1位を記録、3日間で342万人を動員、興行収入は46億円を超えたと発表されました。さらに国内にとどまらず、NYタイムズにも劇場版「鬼滅の刃」の初週の週末興行数値が、“日本以外の全世界の週末興行数値”を合算したものを上回ったと掲載されました。

劇場版「鬼滅の刃」の成功は織り込み済みで13日に発表された東宝(9602)の2021年度2月期決算では50億円だった連結純利益予想が90億円に上方修正。株価は上映後一時年初来高値を更新する動きを見せ、現在新型コロナウイルス感染拡大前の水準まで回復しています。今回驚異的な初動を見せた劇場版「鬼滅の刃」はこのムーブメントを受けどこまで記録を伸ばすのか、また映画館の全面稼働の起爆剤となり得るのか注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

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