最近SNS(交流サイト)への優雅なホテル滞在投稿につけられたハッシュタグ「gotoトラベル」を見るたび、キャンペーンの浸透を実感しています。「GoToトラベルキャンペーン」は日帰り、または宿泊を伴う国内旅行代金総額の2分の1相当額を国が支援する事業。給付額の70%が旅行代金の割引として、30%は旅先で使える地域共通クーポンとして付与されます。

例えば憧れの5スターホテルに35%オフで宿泊でき、地域共通クーポンを利用してエステも受けられる、とあれば申し込まない手はありません。かくいう私も、この機会に予算オーバーでこれまで宿泊が叶わなかった温泉宿をチェックしていました。調べていると同じ宿を予約するのでも、JTBや楽天トラベル(楽天、4755)などポイント還元を行うサイト、じゃらんなどの独自クーポンを打ち出すサイトなど、利用する旅行サイトによって微妙にプランや価格に差があることが判明。吟味に吟味を重ね温泉宿に強く、GoToトラベルで35%割引、地域クーポンで最大15%還元に加え、カード決済で即最大5%割引を謳う一休.comで宿探しを始めることにしました。

第一希望、第二希望の宿は全日満室。第三希望の宿でやっと1月の最終水曜日に空室を見つけ、その場で予約をしました。面倒な手間は一切なく、自動で割引された総額を支払い、電子地域共通クーポンを旅行当日15時以降に受取サイトで受け取り利用するのみ。割引だけでなくお小遣いももらったような気分で、少しぜいたくな旅となりそうです。

先月末観光庁の発表した宿泊旅行調査によると、9月の宿泊者数は前年同月比47.6%減となったものの、日本人宿泊者は8月より14.4ポイント改善。10月からは東京都もキャンペーン対象となり、東京都民限定プランなど各社続々と企画を打ち出す中で、差別化をはかり選ばれるサイトはどこなのか、旅行市場の回復状況とともに注目しています。