緊急事態宣言発令後、20時を回るとコンビニやスーパー、ほっともっとのような弁当店のレジには外食難民を中心に異常なほどの列が出来ています。まさに昨夜うっかり水を買い忘れてその時間帯にスーパーへ寄ったのですが、目の前に伸びる長蛇の列にそのまま踵を返すこととなりました。

そんなレジでのロスタイムを削減してくれるのがセルフレジ。中でも先日イオン(8267)で体験した、「どこでもレジ レジゴー」は、客が貸し出し用の専用スマートフォンで商品バーコードをスキャンし、専用レジで会計するというスタイルで、商品を手に取ったタイミングでスキャン出来るので、レジでは会計のみとなり、ほとんど並ばずに購入できました。またマイバスケットや、かごに設置できるマイバッグを持参すれば、会計後の荷詰めの手間も省け更なる時短に。

買い物中はスマホ画面で購入商品や総額の確認ができるため、買い忘れの防止や、予算オーバーとなる無駄な買い物の見直しにもつながりました。操作も簡単で、店内では保護者と一緒にうれしそうにスキャンする子供たちをあちらこちらで目にしました。今後はレコメンド機能を追加することで、買物中の客へのメニュー提案やお買得商品の案内などさらなる利便性の向上へとつなげていくそうです。

イオンは、2019年の実験段階から客数を5%向上させた「どこでもレジ レジゴ―」と、専用アプリを用いた客自身のスマホで商品バーコードをスキャンし決済する新たな買い物の仕組みを21年以降、傘下のスーパー約1,000店舗へ順次導入すると発表。マックスバリュが初のセルフレジを導入してから18年、今後スマホを用いるセルフレジが「当たり前」となっていくのか、注目しています。