コロナ禍でママさんバレーボールが休止となり、常に運動してきた母親のまさかの運動不足が判明。ジムへの入会を検討しているものの、時世柄見学に行くのも躊躇(ちゅうちょ)しているとのこと。そんな折に、EMS(電気筋肉刺激)を中心としたトレーニングブランドSIXPAD(MTG、7806・東マ)が、日本最高齢フィットネス・インストラクター 「タキミカさん」こと瀧島未香氏(90歳)とパートナーシップ締結をしたとの発表を目にしました。

専用スーツを着用することで、わずか10分で高効率を実現する人気のハイブリッドトレーニングが、自宅で受けられるというEMSオンラインジム「SIXPAD HOME GYM」。タキミカさんはここでのインストラクター業務のほか、100歳まで健康に生きる身体づくりをテーマとした新たなトレーニングの開発を目指すとのこと。

「ハイブリッドトレーニング」や「EMSオンラインジム」など母の世代からすると敬遠されそうな単語たちも、「87歳でインストラクターデビュー」「現在90歳」という人生100年時代を象徴するかのような、タキミカさんのパワーワードの前ではその威力をかき消されるようで、母の興味は津々。早速タキミカさんのトレーニング動画をのぞき、その90歳とは思えない若々しく元気な姿に、母子ともに加齢の概念を覆されました。

スタンダードプランは月額4,180円、ほかにPowersuit11万8,800円の購入が必要となるため、決して安い買い物ではないですが、母は「私も負けていられない」とかなり前向きに検討。現在SIXPAD HOME GYMのサイトをくまなくチェックしています。

SIXPADによる今回の「年齢はただの数字」を体現する瀧島氏の起用は、これまで難しかったシニア層の獲得、運動習慣の構築、ひいては重要課題とされる健康寿命の延伸に寄与するのか、今後の展開に注目しています。