「お、もうGUで販売するのか」と驚いたのが、3月8日に発売された吸水型の次世代サニタリーショーツ(生理ショーツ)「トリプルガードショーツ」でした(ファーストリテイリング、9983)。女性の健康をサポートする新プロジェクト「GU BODY LAB」の商品として開発され、肌に触れるクロッチ部分が、防水シート、吸収シート、さらさらシートの三層構造になっており、約15～20ミリリットルの水分を吸収。生理時、経血量によってはこのショーツを着用するだけで快適に過ごせるほか、クロッチ部分に抗菌防臭機能が施されているため、尿漏れなどの吸収ケアとしても利用することが可能です。

国内では多くの女性が、サニタリーショーツにナプキンなどの生理用品を併用していますが、国外では月経カップや月経ディスクなど、環境に配慮した生理用品が続々と登場。中でも吸水型サニタリーショーツはサステナブルな第4のサニタリー商品として注目を集め、既に主流となっている国もあるそうで、友人との会話で初めて耳にした際には、「生理用品不要のショーツ」に理解が追い付かなかったのを憶えています。

最近ではSNS(交流サイト)上でも目にする機会が増え、国内でも発売されているのですが、5,000円～という商品が多く、枚数をそろえられない、気にはなるが試すには高価すぎる、などの声があがっていました。そんな中、トリプルガードショーツが5色4サイズ1,490円で発売。続々と寄せられる購入者のレビューと、完売、再販を繰り返す画面を前に、あらためて注目度の高まりを実感しました。今回はオンライン・超大型店限定商品として発売されていますが、今後一層認知を広め全店舗販売へと踏み切るのか、Femcare業界における「GU BODY LAB」の展開とともに注目しています。