先日JALを利用した際、自動チェックイン機、自動手荷物預け機にて非接触パネルを体験してきました。おそるおそる指をかざしてみると、赤外線により指先の位置が感知され、直接触れることなく驚くほどスムーズに画面操作ができました。この非接触化を実現させているのが、タッチレスセンサー「Air Click」。既存機器の改修が不要で、USBポートにAir Clickを接続するだけでタッチレス化が実現するとあり、イオンの「どこでもレジ レジゴー」にも導入されていました。

今後ますます非接触関連商品が登場するのだろうな、と思って乗ったGINZA PLACEのエレベーターボタンがタッチレスだった時には思わず笑ってしまいました｡フジテック(6406)が開発した非接触センサー「エアータップ」が設置されており、開閉、各フロアの選択操作が非接触で可能。指、手のひら、手の甲と様々な部位でエアータップしてみましたが、どれもすべて感知し目的階へと導いてくれました。

昨年4月に主力機種である標準型エレベーター「エクシオール」に有償付加仕様として適用されていたエアータップ。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う消費者からの要望により、同8月より既設エレベーターへの導入を可能とし、12月にはエクシオール標準装備とされたそう。今後街中で遭遇する機会も増えそうです。

ほかにも空中ディスプレイ「ASKA3D」(アスカネット、2438・東マ)が実用化目前だったり、ロボットなど先端テクノロジーを取り入れた非接触ホテルが来年開業予定だったりと、皮肉にもコロナ禍により加速する近未来の到来。今後さらなるタッチレスニーズの高まりとともに、どのような次世代技術が実用化されるのか注目しています。