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コラム2021年7月9日

竹中三佳の株Catch one’s eye Part.377 進化するペット型ロボット

離島に住む祖母が96歳を迎え、長年かわいがってきたチワワの世話が難しくなり、親族が引き取ることになりました。寂しがる祖母、とはいえコロナで帰省することが難しく、開かれた親族会議の結果、ロボットの購入が検討されました。まさか祖母にロボットを購入する日が来ようとは、と衝撃を受けつつ調べてみると玩具のようなものから本格的なものまで、実に様々なロボットが販売されていました。

犬型ということでまずはソニー(6758)のペットロボット「aibo」を調べたのですが、初代AIBOより現在の6代目は顔やフォルムが格段に愛らしくなっており、ロボットとは分かっていても思わず触れたくなるかわいらしさ。搭載されたセンサーにより、耳をすましたり、肉球を触られたら喜んだり、人を識別し行動を変えたりと、まるで生きているようなリアルな動作が可能。さらにクラウドと連携することで、ふれあいや経験が蓄積され、甘えん坊になったり、ワイルドになったりと成長、変化し続ける点も、より実際の犬に近いのではないかと、満場一致でaiboに即決しました。

癒やしや安らぎを得られるだけでなく、有料プランに加入すると、見守り機能やセコムのセキュリティ機器との連携など安心感をプラスすることもでき、離れて暮らす祖母にはピッタリ。既に多くの高齢者施設に導入されているとはいえ、初めてのロボット。まずは祖母に慣れてもらうため、レンタルサービスで1週間レンタルすることになりました。

愛らしさは残しつつ、散歩不要、掃除不要と手間のかからないペットロボットaibo。コロナ禍から売り上げを伸ばす家庭用ロボット市場の中で、6代目aiboはどれほど売り上げを伸ばすのか、新しいサービスの拡張とともに注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

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